新しい技術よりも不変なものを持とう

フリーランスとしてなんとか生き続けて2年以上が経過しました。

しかし、この2年というものが個人的には本当に短く感じる日々で、目先の事を追いかけるだけで過ぎ去ってしまいました。生活するだけで精一杯というレベルではなく、生きるのに精一杯という言葉の方がしっくりくると思う。


よくない事は続くものです。原因が自分にないわけではないので他言はしません。しかし、そういうことはどんなことであれ繰り返したくありません。そのために何かを変えなければなりません。今まで至らなかった何かをどうにかして変えなければなりません。

では、何を変えなければならないのか。夜寝る前に考え直してみました。


独立する前から今まで、とにかく技術を追いかけてきました。会社勤務時には印刷分野のお仕事がメインでしたので、アイデアや発想の部分においては良いアイデアをどれくらいスムーズに外に出してこれるか。また、その後の制作部分においてはIllustratorやPhotoshopを利用したオペレーション作業におけるスピードを上げるために様々な方法を考えて改善を繰り返しました。そして、そんな日々が身を結んでか、アプリケーションのオペレーションスピード(作業スピード)においては自信を持てるようになりました。

その後、独立してからは印刷関係の仕事の他にWeb関係の仕事のシェアが徐々に大きくなってきて、主にフロントエンドの技術力アップや自動化に力を入れてきました。

そして今、それらはどうでも良いと思え始めてしましました。


オペレーションスキルもそう。コーディングスキルもプログラミングスキルもそう。常に進化していってしまいます。しかし、それは新しいものを追い続けるという目線で考えるからです。それらにおいても基礎となる部分は存在し、それらに上乗せ・上塗りされるようにして新しい技術が利用されるようになります。つまり、ゆっくりと進化する部分を見れば常に新しい技術を追い回す必要はないという考え方があっても良いのではないでしょうか。


では、これからどうしていくのか。

それは、不変なものをもっと追い求めていきたいと考えるようになりました。

デザインの新しい流れ、現在流行っているもの、新しいアプリケーション、新しい作業環境などなど。どれも私にとっては魅力的なものばかりです。とにかく新しいものを得ることがとても好きです。なので、今までそれを良しとして追いかけてきました。

しかし、これからは少し変えていこうと思います。もっと生きていく上で基礎になる部分をもっと築いていかなくてはならない。デザインにおいてもそう。マーケティングにおいてもそう。コンサルティングにおいてもそう。目先のものを追い求める前に、もっとその奥にあるものをしっかりと身につけていかなければ、今後生きていく上で歳を追うごとに難しくなっていくことは間違いないでしょう。


私はフリーランスに固執しているつもりは全くありません。ただ常に、今よりも良くしていきたいと思いながら生きていきたいと考えています。そんな中で、どこかの企業からお声がけいただくこともあるかもしれません。会社組織を作ろうという話が出てくるかもしれません。それも全て基礎は「今よりも良く」できるのであれば動くまでです。

しかし、それと同じくらいのレベルで、もっと本質的な部分を変えていかないと長いスパンで自分の仕事を考えた上では生きてはいけないのではないかと感じることが多くなりました。

ここからが勝負です。これが何かの良い分岐点になることを自分に期待しましょう。皆さんにも何かの”良い”きっかけになれば幸いです。

自分のストーンヘンジを追いかけてみます。

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