お見積り時にご予算を伺う理由と想定できる顧客心理

当ホームページのお問い合わせフォーム、ChatWork、メール、または直接お電話にてお見積りの問い合わせをいただくことが多々あります。

その際には、作りたいものの仕様や必要な機能など詳しい内容をお聞きします。それは、詳しい内容をお聞きしないと必要な作業や工程を想定することができないからです。それができないと正確なお見積りを作成することは不可能でしょう。そして、プロジェクトが始まってからのトラブルの元になりかねません。

そして、それらと同じくらい重要なこともお聞きするようにしています。それは、お客さんが想定なさっているご予算です。

単純作業ではない見積もり制作

ホームページ制作をわかりやすくパッケージ定価格で請け負っていたりする場合はこの限りではありませんが、通常お問い合わせいただいた内容というのはお客さんによって千差万別です。似ている内容のものはあれど、全く同じものはないでしょう。ですので、企画・制作物の内容を聞いて、それらを実行・制作するために必要な工程の内容を想定し、その内容によって見積額を算出していきます。

当方の場合ですと、予め想定できる工程に関しては価格表を作成しているのでガイドラインとしてそちらを利用しています。また、見積もり段階で仕様・内容の全てが確定していることはほとんどありません。ですので、作業量・作業内容が変更されることも多々ありますので、そのためにある程度バッファ(余裕)を持った見積額を提示することもあります。(ですので、見積額=請求額とならない場合があります)当然、仕様の固まり具合でブレの度合いは変わってきます。

このように、お見積書を一つ作るためにもそれなりの時間を要したりすることがあります。そして、その作成時間にもコストが発生します。

結果的に受注に至った場合、その見積制作コストも回収することができます。しかし、相見積もりとりあえず見積もりに関しては回収することが難しくなってきます。

このような理由からお考えになっているご予算を伺うようにしています。その時点で分かっている限りの内容をお聞きし、その後ご予算をお聞きします。まずはその時点で実現可能かどうかを判断します。お聞きしたご予算で実現が難しい件に関しては、別途ご予算内で実現可能な効果的なプランをご提案するようにしています。そして、お客さんに予算をオーバーしても見積もりを制作する予算内の代替案で見積もりを制作するかをお聞きします。(当然ですが、お伺いしたご予算よりもお見積りが下回ることもあります)

お客さんから見た心理

お客さんからの目線で考えると、このような対応にはグレーな部分を感じられる方もみえると思います。僕自身と面識が無かったり、Olein Design自体のことをご存知ない場合は特にそうだと思います。それはなぜでしょうか。

それは、「予算額を伝えたら、それよりも安かった場合その金額にされるんじゃないか…」と考えてしまうでしょう。至極当然だと思います。

ちょっと汚い話と思われる方もみえるかもしれませんが、僕はお金を稼ぐために仕事をしています。理想論からすれば、自分の計画の実現、夢の実現などのために仕事をしていると言いたいところではありますが、今のところそういう余裕はまだ見出だせていません。

そして、受注側はもらえるもんはもらえるだけ貰いたいでしょと考えられても無理はありません。僕だってそうすることは可能です。そこはモラルとか倫理観の問題だと思います。ですので、そういう部分で信頼できない相手とは仕事をしないという選択肢をお客さんは持っています。僕はそれで良いと思っています。そして、その上でOlein Designにご相談頂けたのだと毎回解釈しています。

価格提示の意義

先ほど書いたようにお客さんに不安を抱かせる原因は何かと考えると、制作単価を想像できないからというのも原因の一つのように思えます。ですので、ホームページ上で価格提示されているだけで、問い合わせ前にお客さん側で制作費をある程度想定することができます。

この部分に関して分かりやすさというのはとても大切ではないかと考えています。(ですが、リニューアル後価格表を提示していません…)それが受注に繋がらなくても、見える化されていることによって事業のブランドイメージ向上に役立つと考えられます。

コストパフォーマンスを付加価値に

予算を伺いその範囲内で実現可能な提案をする。予算を若干オーバーしてもお客さんにその時点で必要だと思われるベストな提案をする。または、想定されているものが予算外であれば、予算内で実現可能な提案を行う。お問い合わせに対していずれかの対応をさせていただいています。

そんな中でどのように同業者さんと差別化を行っていくのかがフリーランスとして大切な部分となってくるでしょう。

僕の場合はコストパフォーマンスを付加価値にしていこうと考えています。それは予算外の労働を増やすという意味ではありません。それは行いません。そうではなく、成果物にちょっとした気遣いを含んだり提案内容にお客さんが気付かれてない部分をフォローする内容を加味したりといったことです。

そういう小さな部分を見逃さないためには、しっかりとそのプロジェクトに入り込まなくてはなりません。小さいことかもしれません。「それよりも制作費下げてくれよ」と思われるかもしれません。しかし、そういう小さいことを続けていこうと思います。