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title: "WordPressの更新は後回しにしない。安全にアップデートするための確認手順"
canonical_url: "https://olein-design.com/blog/wordpress-update-safely"
language: "ja"
date_published: "2026-07-29T09:32:11+09:00"
date_modified: "2026-07-31T09:55:13+09:00"
content_type: "post"
author: "久野晃司"
description: "WordPress本体、テーマ、プラグインの更新通知を放置せず、バックアップ、更新作業、更新後の動作確認までを安全に進めるための手順を解説します。"
taxonomies:
  category:
    - "WordPress"
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# WordPressの更新は後回しにしない。安全にアップデートするための確認手順

WordPress の管理画面を開くと、WordPress 本体やプラグイン、テーマの横に更新通知が表示されることがあります。

更新した方が良いとは思いつつ、**「更新してサイトが壊れたら困る」「今も表示できているから、ひとまずこのままで良いのでは」**と考えて、そのままにしている方もいるかもしれません。

個人的には、WordPress の更新通知が来たら、**基本的には後回しにせず更新した方が良い**と考えています。

WordPress の更新には、新しい機能の追加だけでなく、不具合やセキュリティ上の問題への修正も含まれます。よく分からないから更新しない、壊れるのが怖いから何か月も待つ、という状態は避けたいところです。

ただし、「後回しにせず更新する」ことと、「何も確認せずに更新ボタンを押す」ことは同じではありません。

大切なのは、**壊れるのが怖いから更新しないことではなく、もし問題が起きても戻せるように準備してから更新すること**です。そして、更新ボタンを押したあとに、サイトがこれまでどおり動いているかを確認するところまでが更新作業です。

この記事では、WordPress の更新通知が来たときに、バックアップ、更新作業、更新後の確認をどのような順番で進めれば良いのかを整理します。

## WordPressの更新は、基本的に後回しにしない

[WordPress の公式ドキュメント](https://wordpress.org/documentation/article/updating-wordpress/)では、WordPress を最新バージョンに更新することが案内されています。プラグインについても、セキュリティやパフォーマンスのために最新の状態を保つことが推奨されています。

更新通知が出る理由は、その更新ごとに異なります。

- セキュリティ上の問題を修正する
- 不具合を修正する
- WordPress 本体との互換性を改善する
- 新しい機能を追加する
- 表示や操作性を改善する

すべての更新が同じ緊急度というわけではありませんが、だからといって、更新通知を長期間残したままにして良いわけでもありません。

特に、セキュリティに関わる更新は早めの対応が必要です。

たとえば、2026年7月17日に公開された WordPress 7.0.2 は、重大度が「Critical」と「High」のセキュリティ問題を修正するリリースでした。WordPress.org はサイトを直ちに更新するよう案内し、影響を受けるバージョンには自動更新システムによる強制更新も有効化しました。

このような更新を「壊れるかもしれないから」と長く止めるのは、別のリスクを抱えることになります。詳しい経緯は、[wp2shellとは何か。WordPress利用者がまず確認したいこと](https://olein-design.com/blog/wp2shell-you-need-update-wordpress)でも整理しています。

更新が必要かどうかを長く悩むよりも、**「安全に更新するために何を確認するか」へ意識を切り替える方が現実的です。**

## 更新ボタンを押す前に確認したいこと

WordPress の更新作業で最初に確認したいのは、更新内容を完璧に理解できているかではありません。

もちろん、変更内容を確認できるに越したことはありません。しかし、専門用語が多く、内容を読んでもよく分からない場合もあるでしょう。

その場合でも、最低限、次のことは確認しておきたいところです。

### 何を更新するのか確認する

WordPress の管理画面では、主に次の更新通知が表示されます。

- WordPress 本体
- プラグイン
- テーマ
- 翻訳データ

まずは、何の更新が何件あるのかを確認します。

プラグインの場合は、「バージョン○○の詳細を表示」のようなリンクから、更新内容や対応する WordPress のバージョンを確認できる場合があります。

内容をすべて理解する必要はありませんが、「セキュリティ修正なのか」「大きな機能変更を含むのか」「現在使っている WordPress に対応しているのか」といった情報が分かれば、更新後に注意して見る場所を決めやすくなります。

### 更新前のサイトが正常に動いているか確認する

更新後に表示崩れや不具合を見つけても、それが今回の更新で発生したのか、更新前から起きていたのか分からないことがあります。

そのため、更新前に最低限、次の場所を確認しておきます。

- トップページが表示できる
- 主要なサービスページが表示できる
- スマートフォンで大きく崩れていない
- 問い合わせフォームを送信できる
- WordPress の管理画面にログインできる

すべてのページを細かく確認するのは大変です。まずは、問い合わせ、予約、購入など、止まると事業への影響が大きい機能を優先すると良いでしょう。

できれば、更新前の画面をスクリーンショットで残しておくと、更新後との違いも確認しやすくなります。

### バックアップの取得状況を確認する

WordPress 公式ドキュメントでも、WordPress 本体やプラグインを更新する前に、現在のバックアップを用意することが案内されています。

ここで注意したいのは、「レンタルサーバーに自動バックアップ機能があるらしい」という状態と、「問題が起きたら戻せる」状態は同じではないことです。

最低限、次の点を確認します。

- 最後にバックアップされた日時
- WordPress のファイルが含まれているか
- データベースが含まれているか
- バックアップがどこに保存されているか
- 誰が、どの画面から復元できるか
- 何日前の状態まで戻せるか

WordPress の投稿や固定ページ、各種設定は主にデータベースに保存されています。画像、テーマ、プラグインなどはファイルとして保存されています。そのため、どちらか一方だけでは、元の状態に戻せない場合があります。

バックアップは、持っていることよりも、必要なときに使えることが大切です。

なお、バックアップから復元すれば、必ず何事もなかった状態に戻せるとは限りません。

データベースを更新前の状態へ戻すと、バックアップを取得したあとに届いた問い合わせや注文、予約、記事の変更なども巻き戻る可能性があります。更新中にもデータが増えるサイトでは、作業時間をどう決めるか、復元が必要になったときに新しいデータをどう扱うかまで考えておきたいところです。

予約サイトやECサイトなど、データが継続して追加されるサイトは、更新前に制作会社や保守担当者へ相談した方が安全な場合があります。

### 更新後すぐに確認できる時間を選ぶ

更新作業は、ボタンを押す時間より、更新後の確認や問題が起きたときの対応に時間がかかることがあります。

そのため、更新直後にサイトを確認できない時間帯や、すぐに相談できる相手がいないタイミングは、できれば避けたいところです。

たとえば、金曜日の営業時間終了直前に更新して、そのまま誰も確認せず週末に入るよりも、更新後の確認時間を確保できるタイミングで行う方が安心です。

ただし、緊急性の高いセキュリティ更新を何日も先延ばしにして良い、という意味ではありません。すぐに自分で対応できない場合は、放置するのではなく、制作会社や保守担当者へ早めに相談してください。

## 可能であれば、一つずつ更新して確認する

WordPress の管理画面には、複数のプラグインをまとめて更新する機能があります。

更新対象が少なく、普段から問題なく管理できているサイトであれば、一括更新で対応できることもあります。一方で、久しぶりに管理画面を開いたら更新通知が大量に出ていた、という場合は注意が必要です。

個人的には、更新による影響に不安がある場合、できるだけ一つずつ更新して、その都度サイトを確認する方法をおすすめします。

一つずつ進めると、問題が起きたときに、どの更新が影響したのかを切り分けやすくなるからです。

更新の順番には、すべてのサイトに共通する絶対的な正解があるわけではありません。WordPress 本体、テーマ、プラグインの組み合わせや、利用している機能によって判断が変わります。

判断に迷う場合は、少なくとも全部をまとめて更新してから初めてサイトを見るのではなく、影響を確認しながら進める方が良いでしょう。

## 更新が終わったら、必ずサイトを確認する

管理画面に「更新しました」と表示されても、それだけで作業完了とは考えない方が良いです。

更新処理そのものは成功していても、テーマやプラグインの組み合わせによって、表示や機能に影響が出る場合があります。

更新後は、更新前に確認した場所をもう一度見ます。

- トップページ
- 主要なサービスページ
- お知らせやブログの一覧・詳細ページ
- スマートフォンでの表示
- 問い合わせフォームの送信と受信
- 予約、購入、会員ログインなどの重要機能
- WordPress の管理画面
- 投稿や固定ページの編集画面

問い合わせフォームは、フォーム上に「送信しました」と表示されるだけでなく、実際に管理者宛てのメールが届くかまで確認したいところです。自動返信メールを設定している場合は、そちらも確認します。

表示がおかしい場合は、キャッシュに更新前のデータが残っている可能性もあります。WordPress 公式ドキュメントでも、更新後にキャッシュを削除することが案内されています。ただし、キャッシュを削除しても直らない場合は、更新による不具合の可能性を考えて原因を切り分ける必要があります。

## 自動更新を有効にすれば、それで終わりではない

WordPress では、条件を満たすサイトに対して、マイナー更新やセキュリティ更新がバックグラウンドで適用されます。また、プラグインごとに自動更新を有効にする機能も用意されています。

自動更新は、更新の遅れを減らすために役立つ仕組みです。手動更新だけが正しく、自動更新は危険、ということではありません。

ただし、自動更新を有効にしたからといって、更新後の確認まで自動的に終わるわけではありません。

- 自動更新の結果を知らせるメールを確認する
- サイトが表示できるか定期的に確認する
- 問い合わせフォームを実際に送信する
- バックアップが継続して取得されているか確認する
- 問題が起きたときの連絡先を決めておく

こうした運用と組み合わせて、初めて自動更新を安心して使いやすくなります。

問い合わせや予約、購入などが事業に直結するサイトでは、自動更新を有効にする範囲や、更新後の監視方法も含めて決めておくと良いでしょう。

## いきなり自分で更新せず、相談した方が良い状態

更新は後回しにしない方が良い、とここまで書いてきました。

ただし、次のような状態では、いきなり本番サイトですべての更新ボタンを押すのではなく、制作会社や保守担当者へ相談することをおすすめします。

- 何年も更新しておらず、複数のバージョンをまたぐ必要がある
- 更新通知が大量に残っている
- 更新前からエラーや表示崩れが起きている
- バックアップがどこにあるか分からない
- バックアップからの復元方法が分からない
- テーマやプラグインが独自に改造されている可能性がある
- 制作会社と連絡が取れず、サイトの構成が分からない
- 予約、購入、会員機能など、停止すると影響が大きい機能がある
- 問題が起きたときにサーバーへアクセスできる人がいない

これは「更新しない方が良い」という意味ではありません。

自分だけで更新ボタンを押すのではなく、現在の状態を調査し、バックアップや復元方法を確認したうえで、更新を進めた方が良い状態です。

古いサイトでは、一度にすべてを最新にするよりも、影響を確認しながら段階的に改善した方が良い場合もあります。詳しくは、[古いWordPressサイトを一度に作り直さず、段階的に改善する方法](https://olein-design.com/blog/staged-improvement-for-old-wordpress-sites)も参考にしてください。

## 相談する前に用意しておくと良い情報

制作会社や保守担当者へ更新を相談するときは、次の情報があると状況を整理しやすくなります。

- サイトのURL
- WordPressの「ダッシュボード → 更新」画面のスクリーンショット
- 更新通知が出ているWordPress、テーマ、プラグインの名前
- 最後に更新した時期
- 利用しているレンタルサーバー
- バックアップの保存場所と最終取得日時
- 問い合わせ、予約、購入など、止めたくない機能
- 現在すでに起きている不具合

ログイン情報が必要になる場合もありますが、パスワードを通常のメール本文などにそのまま書いて送るのは避けましょう。どの方法で共有すれば良いかを、依頼先に確認してから渡す方が安全です。

## WordPressの更新は「押して終わり」にしない

WordPress の更新通知が来たら、基本的には後回しにせず更新しましょう。

更新が怖いから止め続けるのではなく、問題が起きても戻せるように準備し、更新後に主要なページや機能を確認する。この流れを普段の運用に組み込むことが大切です。

更新作業は、次の3つをひとまとまりとして考えると分かりやすくなります。

1. 更新前の確認とバックアップ
2. WordPress本体、テーマ、プラグインの更新
3. 更新後の表示・動作確認

普段から更新されていて、バックアップと復元方法を把握できているサイトであれば、自分で対応できることも多いでしょう。

反対に、長期間更新されていない、サイトの構成が分からない、問題が起きたときに戻せないという場合は、更新を諦めるのではなく、更新するための準備から相談してみてください。

[WordPressの保守とは何か](https://olein-design.com/blog/wordpress-maintenance-basics)を整理した記事でも触れていますが、保守は更新ボタンを押す作業だけではありません。更新前後の確認と、問題が起きたときの備えまで含めて考える必要があります。

オレインデザインでは、WordPress 本体やプラグインの更新方針の整理、更新前後の確認、不具合の切り分けなどを含む[WordPress運用・実装サポート](https://olein-design.com/service/maintenance)を行っています。

「更新通知がたくさん出ているけれど、自分で押して良いか分からない」という段階でも、まずは現在の状態を整理するところから対応できます。無理に放置せず、安全に更新できる状態を作るための参考になれば嬉しいです。

## 参考リンク

- [Updating WordPress — WordPress.org Documentation](https://wordpress.org/documentation/article/updating-wordpress/)
- [Manage Plugins — WordPress.org Documentation](https://wordpress.org/documentation/article/manage-plugins/)
- [WordPress 7.0.2 Release — WordPress News](https://wordpress.org/news/2026/07/wordpress-7-0-2-release/)
