「ホームページを少し見てもらいたいだけなのに、数万円かかるの ?」
例えば、サイトの状態を確認してほしいと相談して、5万円という見積もりが返ってきたとします。何をするのかが分からなければ、高いと感じるのも自然なことだと思います。
ただ、その「確認」が、画面に表示された情報を読むことなのか、問題の原因を調べることなのか、変更しても問題なく動くかを試すことなのかで、必要な仕事は変わります。
僕は、費用について考えるときには、まず依頼する仕事の中身をそろえることが大切だと考えています。同じ「確認」という言葉を使っていても、依頼する側と受ける側で思い浮かべている作業が違えば、金額についても話がかみ合いません。
この記事では、ホームページの相談や調査、修正を依頼する場面に絞って、公開されている料金例と、作業時間の内訳を紹介します。ここでいう Web エンジニアは、サイトの仕組みを調べたり、プログラムや設定を変更したりする技術者のことです。
WordPress という、記事やページを管理・更新する仕組みを例に説明しますが、「依頼する仕事と費用をどう確認するか」という考え方は、ほかのサイトにも使えます。大規模なシステム開発全体の相場を示す記事ではありません。
まず、「相談」「調査」「修正」は何が違うのか
「ホームページのことで相談したい」と連絡するところから、実際の修正までには、いくつかの仕事があります。
この記事では、次のように分けて考えます。事業者によってサービス名や含める範囲は異なるので、依頼するときは相手の説明と照らし合わせてください。
| 仕事 | 何をするのか | 受け取るものの例 |
|---|---|---|
| 問い合わせ | 対応できるか、料金や依頼方法はどうなっているかを尋ねる | 対応可否やサービスの案内 |
| 相談 | 困っていることを伝え、助言や進め方を聞く | 考えられる選択肢、次に確認すること |
| 調査 | 実際のサイトや設定を確認し、状態や原因を調べる | 調べた事実、原因の候補、未確認の点 |
| 診断・評価 | 調査結果をもとに、問題や対応の優先順位を整理する | 問題点と改善案、判断の根拠 |
| 修正・更新 | プログラムや設定を変更する | 変更されたサイトやプログラム |
| 検証 | 決めた条件で操作し、想定どおり動くかを確かめる | 確認した項目と、その結果 |
| 保守 | 合意した範囲で、更新や状態の確認などを継続する | 定期作業、監視、報告など、契約で決めた対応 |
例えば、困っている状況を聞いて「まずはこの設定を確認しましょう」と助言することと、管理画面に入って原因を調べることは、仕事として分けられます。
調査を依頼しても、修正まで含まれているとは限りません。調べた結果、修正の方法や費用を初めて判断できる場合もあります。
「相談したら直してもらえる」と思う前に、今回の料金でどこまで進むのかを確認する。 これだけでも、依頼後の行き違いを減らしやすくなります。
電話やオンラインの打ち合わせでも、同じです。受付のやり取りなのか、個別の状況に対して専門的な助言を受ける時間なのかで、提供される仕事が変わります。有料になる場合は、開始前に料金、時間、延長の扱いを確かめておきましょう。
実際に公開されている料金を見てみる
仕事内容の違いを踏まえたうえで、具体的な料金を見てみます。以下は、2026年10月26日に公式ページで確認した、2事業者の公開料金です。
市場全体の平均や、同じ作業の最安値を示す表ではありません。 各サービスは、対象や提供する内容が異なります。
| 事業者 | サービス | 公開料金 | 確認しておきたい範囲 |
|---|---|---|---|
| 株式会社 Web の相談所 | Web 相談 (サイト所有者向け) | 6,000円/1時間・税抜 | 相談のみ。調査・修正は別途見積もり |
| たぬきの Web 万屋 | 調査・報告 | 55,000円〜/1サイト | 内部・外部・サーバー環境の調査と報告書作成。参照ページでは税区分を確認できず |
| 株式会社 Web の相談所 | WordPress 向け診断 (サイト所有者向け) | 100,000円/1回・税抜 | サイトの問題点などを洗い出すサービス |
| 株式会社 Web の相談所 | WordPress スポット保守 (サイト所有者向け) | 100,000円/1サイト・税抜 | 本体・追加機能の更新。古い環境や独自開発部分などは別途見積もりの条件あり |
料金と条件は変更される可能性があるため、依頼時に確認してください。
この表から読み取れるのは、相談する時間にも、調査して結果をまとめる仕事にも、それぞれ料金が設定されているということです。
たぬきの Web 万屋では、調査結果を報告書として受け取り、その内容をもとに別の事業者へ改修を依頼する使い方も案内しています。画面が変わらなくても、次の対応を決めるための情報が成果物になります。
また、Web の相談所はサイト所有者向けと制作者向けで料金を分けています。比較するときは、自分が対象となる区分も確認したいところです。
「数千円で相談できる例がある」ことと、「数千円で原因調査や修正まで依頼できる」ことは、分けて受け取る必要があります。
「PHP を確認するだけ」でも、依頼の中身は変わる
ここからは、作業の中身をもう少し具体的に見てみます。
PHP は、WordPress のプログラムを動かすために使われるプログラミング言語です。サイトのデータを保管し、閲覧者へページを届けるサーバー側で動いています。
「PHP を確認してほしい」という依頼でも、少なくとも次のような違いがあります。
現在のバージョン番号を知りたい
バージョンは、ソフトウェアの世代や更新状況を区別する番号です。この番号を確認して伝えるところまでなら、調べる対象は限られます。
ただし、その番号が分かっても、「変更後にサイトが正常に動くか」までは分かりません。
新しい PHP で使えるかを調べてほしい
WordPress 本体に加えて、テーマやプラグインを調べる必要があります。テーマはサイトの見た目や表示方法を担う仕組み、プラグインは問い合わせフォームなどの機能を追加する部品です。
それぞれが新しい PHP に対応しているか、サイト専用に書かれたプログラムに変更が必要か、といった点を確認します。異なるソフトウェアが組み合わさって正常に動くことを「互換性がある」といいます。
実際に変更して、主要な機能が動くか試してほしい
資料を調べるだけで判断できない部分は、テスト環境で確認します。テスト環境とは、公開中のサイトに影響を与えずに変更を試すために用意する、別の確認用サイトです。
そこで PHP を切り替え、ページの表示やフォームの送信などを試します。調査に加えて、環境を用意する時間と、操作して結果を確かめる時間が必要になります。
公開中のサイトも更新してほしい
ここまで依頼する場合は、公開中のサイトをいつ変更するか、問題が出たらどう戻すか、変更後に何を確認するかまで決めます。公開中の環境は「本番環境」と呼ばれます。
WordPress の公式の PHP 更新案内でも、更新前のバックアップや互換性の確認、問題が起きた場合に戻す方法が説明されています。バックアップとは、元に戻すために保存しておくデータのコピーです。
つまり、番号を確認する依頼と、本番環境を更新する依頼では、完了したときの状態が違います。見積もりを比べるときは、その最終状態をそろえる必要があります。
7時間・49,000円の仕事を、作業ごとに分けてみる
ここでは、「PHP 更新前にサイトを調査し、テスト環境で変更を試して、結果を報告する」という依頼を考えてみます。
以下は、仕事の中身を説明するための架空の試算です。実測値、標準作業時間、業界相場、掲載した2事業者の見積もり、オレインデザインの料金表のいずれでもありません。
1サイトを対象に、必要なアクセス権限とデータがそろい、複雑な不具合修正が発生しないものとします。時間単価は仮に7,000円・税抜とし、技術者1人が作業する時間を積み上げます。本番環境の更新は含めません。
| 作業 | この例で行うこと | 仮の時間 | 仮の金額・税抜 |
|---|---|---|---|
| 依頼内容の整理 | 困っていること、目的、今回調べる範囲、重要な機能を確認する | 30分 | 3,500円 |
| 接続と基本情報の確認 | 管理画面などへ接続し、現在の構成とバージョンを記録する | 15分 | 1,750円 |
| テーマ・プラグインなどの調査 | 対応状況や更新情報を調べ、独自開発部分の確認事項を整理する | 90分 | 10,500円 |
| テスト環境の準備 | コピー元データを確保し、確認用サイトを用意して、変更前の状態を確認する | 90分 | 10,500円 |
| テスト環境の PHP 切り替え | 変更を実施し、起動直後の状態を確認する | 15分 | 1,750円 |
| 表示と管理画面の確認 | 合意したページ、スマートフォン表示、ログインや編集操作などを試す | 45分 | 5,250円 |
| 重要な機能の確認 | フォームの送受信など、事前に決めた操作を試して結果を記録する | 45分 | 5,250円 |
| 結果の整理・報告書作成 | 確認できたこと、問題点、未確認事項、次に必要な対応をまとめる | 60分 | 7,000円 |
| 結果の説明 | 報告内容を説明し、本番更新へ進むか、追加調査が必要かを相談する | 30分 | 3,500円 |
| 合計 | 調査・テスト環境での検証・報告 | 420分・7時間 | 49,000円 |
時間単価に応じて計算した例で、消費税、別途有料になる環境・サービスの利用料、追加修正の費用は含んでいません。実際には基本料金や最小請求時間を設ける事業者もあるため、この計算がそのまま請求方式になるとは限りません。

作業前には、何を確認するかを決める
最初の30分は、依頼の目的と完了条件をそろえる時間です。
例えば、会社案内を読めることが中心のサイトと、予約や商品購入ができるサイトでは、止まると困る機能が異なります。今回の検証に何を含めるかを決めなければ、作業者も「問題ありません」と報告できる範囲を決められません。
必要な権限がない、管理者が分からないといった場合には、接続の準備だけでも追加のやり取りが発生します。この試算では、その問題がないことを前提にしています。
テスト環境は、コピーすれば準備完了というわけでもない
コピーしたサイトが開くか、変更前の状態で必要な機能を試せるかも確認します。
フォームがある場合は、テストの通知が実際の担当者や顧客に誤って届かないよう、送信先などを調整する必要もあります。予約や決済の仕組みがあるなら、実際の予約や請求を発生させない試験方法を決めます。
この例の90分は、そうした準備を含めて仮に置いた時間です。コピー済みの環境があれば短くなる可能性があり、データ量や仕組みによっては、この時間では収まりません。
検証では、トップページ以外にも目を向ける
ページを開けることと、問い合わせが担当者に届くことは、別々に確かめる必要があります。
この例では、表示の確認と重要な機能の確認に、それぞれ45分を置いています。実際の確認項目は、サイトの構成と、依頼者が必要としている範囲に応じて決めます。
また、検証で問題が見つかったら、その修正が自動的にこの7時間へ含まれるわけではありません。原因をさらに調べるのか、別途修正を依頼するのか、作業を止めて相談するのかを決める必要があります。
報告では、分からなかったことも伝える
報告書には、変更後に確認した項目や結果に加えて、試していない機能、残っている問題、本番更新に向けた条件も記載します。
「トップページとフォームを確認できた」という結果を、「サイト内のあらゆる機能の安全を保証した」と受け取ってしまうと、認識がずれます。確認した範囲を具体的に残すことが大切です。
このように分けてみると、設定を切り替える操作そのものよりも、その前後の調査・準備・確認に時間を使う依頼もあることが分かります。
だからといって、「確認なら必ず7時間かかる」という意味ではありません。番号を確認して伝えるだけなら、ここまでの仕事を依頼する必要はないでしょう。
公開中のサイトの更新まで頼む場合は、何が加わるのか
先ほどの試算は、テスト環境で確認して報告するところまでです。実際に使われているサイトの更新を依頼する場合は、追加の仕事があります。
| 追加で決める・実施すること | 内容 |
|---|---|
| 実施の承認と日程調整 | 調査結果を踏まえ、変更内容と作業時間帯について依頼者の承認を得る |
| 直前の状態の保存 | 更新直前のデータを保存し、問題が出たときに戻す方法を確認する |
| 本番環境の変更 | 合意した設定変更や、必要なプログラムの反映を行う |
| 本番環境での確認 | 実際のサイトで、事前に決めた表示や機能を確認する |
| 問題発生時の対応 | 元に戻すか、修正するかを、合意した判断基準に沿って決める |
| 完了の連絡と引き継ぎ | 実施内容、残っている課題、以後の確認事項を伝える |
ここには一律の時間を置いていません。更新する内容や、停止できる時間、修正の有無によって必要な仕事が変わるためです。
「調査と検証に49,000円」という例から、「49,000円で本番更新と修正まで終わる」とは判断できません。 自分が依頼したいのはどこまでなのか、見積もりの段階でそろえておきましょう。
作業時間と、完了までの日数は別に考える
7時間の仕事なら、今日お願いすれば明日には終わるのでは、と感じるかもしれません。
ただ、ここまでの「7時間」は、人が調査や操作、報告などに使う時間の合計です。このように、人が仕事に使う時間や人数で表した作業量を「工数」といいます。
工数と、依頼から完了までの期間は一致しません。例えば、次のような時間が途中に入るからです。
- 作業担当者の着手予定日までの時間。
- ログインに必要な権限や、調査資料がそろうまでの時間。
- 外部サービスの提供元などから回答が届くまでの時間。
- 依頼者が調査結果を確認し、次の作業を承認するまでの時間。
- 営業時間を避けるなど、合意した実施日時までの時間。
待っている時間のすべてが、そのまま請求対象になるという意味ではありません。待機や時間外対応に料金があるかも含め、契約や見積もりで確認する項目です。
急ぐ場合は「いつまでに必要か」に加えて、何が止まっていて、業務にどんな影響が出ているかを伝えます。そして、受付、作業開始、完了見込みを分けて確認すると、予定を立てやすくなります。
時間単価は、本人の時給や手取り額とは違う
先ほどは、説明用に1時間7,000円と仮定しました。この数字を見て、「エンジニアは1時間働くと7,000円もらえるのか」と思った方もいるかもしれません。
ただ、請求した売上には、人が作業するための費用だけでなく、パソコン、業務用ツール、通信、事務など、仕事を続けるための費用も含めて考える必要があります。
技術を学ぶ時間や、見積もりを作る時間など、個別の顧客へ直接請求しない仕事もあります。そのため、働いているすべての時間を、そのまま請求できるわけでもありません。
例えば、月に必要な売上を70万円、顧客へ請求できる作業時間を100時間と仮定すると、次の計算になります。
700,000円 ÷ 100時間 = 7,000円/時間
これも料金の仕組みを説明するための仮定です。70万円は手取り額ではなく、経費や本人の報酬などをまかなう売上として置いた数字で、特定の人の収入や平均的な単価を示していません。
一方で、費用が発生する理由があることと、提示された金額に納得できることも、分けて考えたいところです。依頼者が知りたいのは、「自分の困りごとに対して、何をどこまでしてもらえるのか」だと思います。
専門的な仕事であっても、その説明は必要です。
時間で支払うのか、決まった範囲に支払うのか
費用の考え方は、料金体系によっても変わります。
| 料金体系 | 費用の決まり方 | 依頼前に確かめたいこと |
|---|---|---|
| 時間単価 | 作業時間に応じて計算する | 請求対象となる作業、記録方法、最小単位、上限 |
| 固定料金 | 決めた範囲の仕事に一定額を支払う | 含む仕事、完了条件、対象外の作業 |
| 調査後に修正を見積もる | まず調査に料金を支払い、修正費用は結果を見て決める | 調査で受け取るもの、調査だけで終了する場合の扱い |
| 月額保守 | 継続的な対応に毎月の料金を支払う | 対応内容、回数や時間の制限、追加料金、緊急時の扱い |
固定料金の場合、予定より早く終わったからといって、自動的に時間計算へ変わるわけではありません。逆に、時間単価の依頼で、上限を決めずに調査を進めると、依頼者が総額を把握しづらくなります。
予算に上限があるなら、「まずは税抜○円までで調査し、超える前に連絡してほしい」と伝えておく方法があります。その上限で調べられる範囲と、どこまで分かる見込みがあるかも、あわせて相談しましょう。
保守契約があっても、含まれる仕事の確認は必要
保守契約を結んでいる場合は、まず契約中のサービス内容を確かめます。
例えば、Web の相談所の定期保守は、初期費用50,000円〜、月額30,000円〜 いずれも税抜と案内されています。サイトが応答するかの監視、バックアップ、WordPress の更新などが掲載されています。公式サービス案内で確認できます。
ただし、その事業者のサービスが、すべての保守契約に共通するわけではありません。月額料金に相談や修正がどこまで含まれるか、PHP の変更や独自開発部分の修正は別料金かなどを、自分の契約で確認します。
継続契約を結ばず、必要なときに単発で依頼する「スポット対応」という選び方もあります。どちらを選ぶかは、社内でできる管理、変更の頻度、止まったときの影響を踏まえて考えたいところです。
なお、保守契約の有無だけで、制作時に約束した対応範囲まで判断することはできません。納品時の不具合対応などについては、制作時の契約や保証条件も別に確認してください。
見積もりを受け取ったら、金額と一緒に確認したいこと
「WordPress 確認一式」とだけ書かれた見積もりでは、依頼者が仕事内容を判断しにくいことがあります。専門的な確認方法まで理解しようとする必要はありませんが、次の点は説明してもらってよいと思います。
- 何を調べ、どこまで変更するのか。 調査だけなのか、テスト環境での検証、本番更新、修正まで含むのか。
- 何を受け取り、何をもって完了とするのか。 報告書や作業記録はあるか、どの機能を確認するのか。
- 追加費用は、どんなときに発生するのか。 上限、連絡する時点、追加作業を承認する方法はどうなっているか。
- 原因が分からない、または直せない場合はどうなるのか。 調査費用の扱いと、その時点で受け取れる結果は何か。
- いつ着手し、いつまでに何が分かるのか。 本番作業の日程や、依頼者の確認待ちになる場面はあるか。
- 総額に何が含まれるのか。 消費税、環境利用料、時間外対応、作業後の問い合わせなどは含まれるか。
特に調査では、「原因を特定できた場合だけ料金を払う」という条件なのか、「決めた範囲を調べ、分かったことを報告する仕事に料金を払う」という条件なのかを、事前にそろえておきたいところです。
依頼するときは、例えば次のように聞けます。
今回の費用には、調査と結果の報告に加えて、修正や公開中のサイトの更新も含まれますか。含まれない場合は、どの段階で追加の見積もりになりますか。また、調査をしても原因が分からなかった場合の費用と報告内容を教えてください。
複数の見積もりを比べる場合も、この回答を見ながら、依頼する範囲と完了条件をそろえます。金額の差が、作業範囲の差なのか、料金設定の差なのかが見えやすくなります。
依頼する前に、自分で整理できること
エンジニアに相談するために、原因や修正方法まで調べておく必要はありません。まずは、自分が見て分かる状況をまとめれば十分です。
- 対象サイトの URL と、困っているページ。
- いつから、どんな操作をすると、何が起きるか。
- 画面に表示されるメッセージや、個人情報を伏せた画像。
- 直前に変更したこと。分からなければ、その旨。
- サイトの管理者や、現在の保守窓口が分かるか。
- いつまでに、何ができる状態にしたいか。
- 予算の上限と、まず調査だけ頼みたいのか、修正まで任せたいのか。
自分が管理する WordPress サイトで、必要な権限がある場合は、「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」から PHP のバージョンを確認できます。WordPress 公式の案内に確認方法が掲載されています。
ただし、番号を確認することと、変更してよいかを判断することは別です。表示されない場合に無理に設定を変える必要はありません。
公開中のサイトが動かない、原因が分からない、変更後の確認方法や元に戻す方法を決められない場合は、状態をそのまま伝えて、調査から依頼することを検討してください。最初の問い合わせに、パスワードや顧客情報を添える必要はありません。アクセスが必要になった段階で、共有方法を相談しましょう。
必要な仕事を、納得できる範囲で頼むために
今回の例でいうと、現在の PHP の番号が知りたい人と、公開中のサイトを更新してほしい人では、頼むべき仕事が違います。
僕は、依頼者にとって大切なのは、「何時間働いてもらえるか」だけでなく、その依頼が終わったときに、何が分かり、何ができる状態になるのかだと考えています。
そのための調査や検証には時間がかかります。一方で、必要な範囲を超える仕事まで、毎回まとめて依頼する必要もありません。まず調査結果を受け取り、その後の対応を判断する進め方もあります。
WordPress サイトのことで、何を依頼すればよいのか、調査と修正のどこまでを任せたいのか整理できずにいる場合は、オレインデザインのお問い合わせフォームから、サイトの URL と困っている状況、希望する期限をお知らせください。対応できる範囲と、進め方を確認するところからお話しできればと思います。
次に見積もりを受け取ったとき、金額と仕事内容を結び付けて考えるための参考になれば嬉しいです。














