友人のウェブサイト運営相談に乗ってきた際に話してきたこと

先日、いつも美容院でお世話になっている小学校一年生以来の友人から個人ブログの立ち上げをお願いされまして、その立ち上げのお手伝いとアドバイスなどをしてきました。

そのアドバイスの際に「ビジネスブログの運営の方法やコンテンツの作り方・考え方」の話をしていたのですが、意外にもこういうことって知らない人が多いのかな?と感じたので、今回話していたことを書いてみようと思います。

前提

まず、この話の前提なのですが、以下のようなブログを立ち上げて目的もある程度明確になっています。

  • 美容師個人のブログ(但し、会社ウェブサイトとリンクは繋がっている)
  • 目的は美容院へのお問い合わせ・予約のアクション
  • アドセンスなどのマネタイズは必要ない

このような感じの環境のもと、相談に乗ってきました。

相談で話したこと

では、ここから実際に相談で話したことをまとめておきたいと思います。

Snow Monkey と Snow Monkey Blocks の使い方について

今回はスピード立ち上げしたかったので、Snow Monkeyを活用しました。加えてSnow Monkey Blocksも入れて、簡単に使い方を説明しておきました。

Snow Monkey Blocksにはとても便利なブロックもたくさん搭載されているのですが、基本ブログを書くだけなのでそれほど活用されることはないかもしれません。

しかし「こんなこともできるんだよ」ということをざっくり隣でデモして教えておきました。

Google Analytics と Google Search Consoleの設定

これら2つの設定を行いました。簡単に用途を説明しましたが、

  • Google Anayticsはアクセス解析。どんな人がどこから何で見てるのかとかわかるよ。
  • Google Search Consoleは、どんな検索ワードで辿り着いているか見ることができるよ。

こんな感じで説明しておきました。

ただ、当面6ヶ月くらいは見なくても良いとも話しました。これを見ることによって「数字」を意識しすぎてしまうからです。

例えば、

  • PV(見られたページの数)が増えた or 減った
  • 離脱率が増えた or 減った

こういう数字のことです。これを最初から意識する必要は全くないし、かえって有害であるとさえ思っています。

それよりも何よりもコンテンツですよ。コンテンツがちゃんと作ってあれば、このような数字を気にする必要は軽減されます。

コンテンツの作り方

個人的な感覚ですが、ウェブをビジネスに活用しよう!という意識の高い方は、コンテンツの作り方は必要性もそれなりに理解されているのかなという考えがありました。

しかし、全然そんなことないんですね。ちょっと友人の書いた投稿を見てみたけど、普通の日記でした。(←貶してないよ!普通なんだよ!)

これでは、検索流入はほぼないでしょう。断言しても良いです。

よほど文才があって、読み物としても面白い日記を毎日5000文字くらい書けるのであれば、それはそれで良いコンテンツになり得るとは思うのですが、そういう才能がある方はすでに日の目を浴びていると思いますしね。

では、どうやってコンテンツを専門家の補助なしに作っていくのか。その方法を話してきました。

みんな「悩み」を解決するために検索している

よく考えれば当たり前のことなんですが、世界中の全ての人が検索する理由、それは「悩みや問題を解決する」ためなんです。

お店の場所を知りたい。あの歌を歌っている有名人誰だったっけ?効率の良い洗濯の干し方ってあるの?などなど、検索されるのは何かしら悩みや問題があって、それを解決したいから方法を探しているんです。

だから、まずは自分が書けることで、何か問題を解決できないか、を考える。この場合は美容師さんなので、お客さんが困っていることをリストアップすることから始めましょうという話をしました。

投稿タイトルだけ30〜50くらい作る

読んでくれる人の悩みを解決するブログ記事を書く必要があるということはわかりました。

でも、書いては考え、書いては考えでは効率が悪すぎます。なので、「お客さんが困っていることをとにかくリストアップ」することから始めます。ブレスト(ブレーンストーミング)ですね。

そして、それらキーワードから投稿タイトルに組み上げていきます。多少記事の内容がかぶる部分があっても、大筋がかぶっていなければ大丈夫です。

とにかくタイトルを書き出します。最低30本くらいは書き出しておこうと話しました。

まずは見出しから

これは僕のやり方ですが、まずタイトルを書いただけの投稿をWordPress内に下書きとして作ってしまいます。ダッシュボードのクイックドラフトを使えば、サクサク下書き投稿を作ることができます。

ある程度、タイトルだけの下書きを作ったら、次にその下書き投稿の本文内へ見出しだけ書いておきます。

こうすることによって、文章の流れをざっくり作っておくことができます。

考えながら書くことが得意な人は良いのですが、多くの人が惰性で文章を書いていくと構造がめちゃくちゃになってしまいがちです。

なので、まずは見出しを書いて、文書構造(流れ)を作る。これおすすめです。

とにかく書く

あとはとにかく書きまくるだけです。暇を見つけて書きまくります。

見出しがすでに決まっているので、その見出しを確認しながら詳細を書いていく形になります。だから、大きな失敗がありません。

当然、書き終わったら俯瞰して読み直す必要はありますが、その時点で修正が必要となっても大きな修正が発生することは少ないです。(個人的経験値から)

まとめ

このような流れで話をしてきました。かなり掻い摘んで書いていますが、これらの内容で2時間くらい話をしていましたので、内容としては盛りだくさんだったと思います。コンテンツの作り方をまとめますと

  • ブログを読んでくれる人が困っていることは何かリストアップ
  • それらを組み合わせて投稿タイトルを作る(30〜50本くらい)
  • 本文に見出しを付けて記事の流れをあらかじめ作る
  • あとはただひたすらタイトルと見出しに沿って書く

こんな感じです。

コンテンツ制作をメインにされている方がサポートにつく場合には、これらを手取り足取りやってくれるんだろうなと勝手に想像しています。

しかし、なかなかコンテンツ制作サポートをつけようとしても、それ相応のコストが発生しますし、簡単に導入できるものでもないという方も多いでしょう。

ですので、まずはこのような方法で自分で作ってみる。そして、それをどんどん投稿していく。それを半年ほど継続してから、アクセス解析やサチコ(Serch Console)のデータを見る。これでまずは大丈夫だと思います。

オレインデザインでは、実際の制作だけではなく、このようなご相談をお受けすることも多々ありますので、とりあえずウェブに関することならなんでもご相談いただいても大丈夫かと思います。

さーて、僕もコンテンツ作らなきゃ…。

書籍を出版しました!

WordPress デフォルトテーマ Twenty Twenty-Four を使って、シンプルなブログやポートフォリオサイト、そしてコーポレートサイトを作りながら、ブロックテーマやサイトエディターの基本を理解することができます。