僕が思うGifu WordPress Meetupの今後について

この記事に書いてあることは僕個人の考えであって、Gifu WordPress Meetupの総意であるかどうかは別ですので、その点ご理解ください。

WordBench時代からスタートした岐阜のWordPressコミュニティですが、もうなんだかんだWordBench岐阜を14回、Gifu WordPress Meetupを9回開催したので、アクティブな活動期間だけでも2年くらいになるのかーと、数字を見ると感慨深いものがあります。

各地方のWordBenchに参加したことがない僕が何かの流れで地元でWordPressコミュニティを立ち上げることになり、色々と悩みながら運営・開催を継続してきました。

そして、最近になって固まった決意というか考えがあるので、ここに記しておきたいと思います。事業とはほとんど関係ない内容になります。

当初は最低限の運営費捻出を念頭に置いていた

当初、WordBench岐阜を立ち上げて、第0回、第1回と開催しまし、第2回を開催することなく活動休止期間に入りました。原因は「会場費を捻出できなかった」という理由です。

約1年後に会場も公共の施設を利用する方向で再始動することになったのですが、少ないながらも会場費が必要となるという理由から、最低限の参加者を確保して会場費だけは確実に捻出したい。そのために、多くの参加者を見込める内容にフォーカスして開催する必要がある、という考え、開催内容を決めていくスタイルが基本となりました。

「開催費用を赤字(自腹)にはしたくない」という考えが最優先にありました。

定例WordPress講座」という手持ち企画を作ったのも、この理由がとても大きかったです。あと、全6回ということで1年の半分の開催内容を悩まなくても良くなるという考えもありました。

Olein

今考えると、もっといろんな方法があったよな〜とか微笑ましく振り返ることができるんですが、当初は動くのは僕だけだったのでアイデアも柔軟ではなかったですねー

Gifu WordPress Meetup 立ち上げ時に思ったこと

再始動をした1年後くらいにWordBench終了のタイミングがあり、スタッフ間でも協議しましたが自然とWordPress Meetupに移行する流れとなりました。

ですので、当初4つくらいのWordPress Meetupが最初に立ち上がりましたが、その1つにGifu WordPress Meetup が含まれています。

オリエンテーションを受けて共同オーガナイザーになることでWordPress Meetupを作ることができるのですが、そのオリエンテーション前後に運営方法について個人的に色々と考えたことは今でも覚えています。

というのも、

  • WordPress Meetupは基本的に無料で開催してほしい
  • 会場費はWordPress Community Supportから補填される

ということでしたので、今まで悩みのタネであった会場費の捻出を心配する必要がなくなったのです。であれば、今やっている開催内容が岐阜のWordPressコミュニティとして適しているのかどうか、ということを考えることがとても多くなったことを覚えています。

今まで、多くの参加者を見込める内容での開催を意識していたけれど、今後はその必要はない。であれば、本当に地域のWordPressユーザーに必要なこと、これからWordPressを使おう・学ぼうとしている人に必要なことに重点を置いて開催していくべきではないか、と考えるようになりました。

これからは「WordPressを楽しむ」ことも

こういった流れから、最近ではWordPressを普通に使う人たちに向けた内容にも重点を置いて開催内容を考えていくべきだと考えるようになりました。

今までは、どちらかというと「WordPressを仕事で利用したい人」に向けた内容が強かったかなと考えています。今後、そういった内容の回をやらないという意味ではないのですが、WordPressってもっと敷居が下がるべきだと思っています。

確かに使うためには最低限の知識も必要だし、活用するにはそれ以上の知識や技術が必要となってきます。僕自身、どちらかというとこちら側に近い立ち位置なので、どうしてもそれが普通という考えになってしまいます。

個人としての考え方としては、自然にそうなってしまうこと自体おかしなことではないと思っています。しかし、Gifu WordPress Meetupとしてはどうなのだろうか。

僕みたいな開発者やデザイナーなどが運営に多く関わってるからといって、そのポジションからの視点ばかりでもいいのかと考えるようになりました。

なので僕個人としての意見ですが、そこへの凝り固まった視点をなくすためにもそういった層へのアプローチは一旦避けて、ビジネス利用ではない一般的なユーザーに向けた内容で開催していきたい。

乱暴な言い方だけど、技術レベルの高い内容はビジネス用途の強い開催内容は、日本国内のWordPress Meetupでも珍しくありません。岐阜(=Gifu WordPress Meetup)でやらなければならないこと、とは言い切れないなと感じたんです。


もっとWordPressを楽しんでもらうためには何ができるのか。岐阜で何ができるのか。

WordPressはパブリッシュを民主化することを使命としています。

The WordPress Foundation is a charitable organization founded by Matt Mullenweg to further the mission of the WordPress open source project: to democratize publishing through Open Source, GPL software.

https://codex.wordpress.org/WordPress_Policies

そのWordPressに運営されているコミュニティ(=WordPress Meetup)なのだから、この使命に一助することは当然のことだと思います。

岐阜でパブリッシュを民主化する活動の手始めとして、「WordPressを楽しむ」という部分にフォーカスした活動に力を入れていきたいな、と考えています。

今までGifu WordPress Meetup(旧WordBench岐阜含む)に参加してくれた方の中にも違和感を覚える方も見えるかもしれません。スタッフの中にもいるでしょう。

しかし、うまく文章にまとまっていないような気がするのですが、僕は今、こう考えています。

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