Snow Monkeyを持続可能にするためにコミュニティができること

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この記事はSnow Monkey アドベントカレンダー 5日目の記事になります。

Snow Monkeyはキタジマタカシ氏が制作・開発をしてきた100%GPL有料WordPressテーマです。そして、このプロダクトはオープンソースで開発をしており、多くの貢献者がみえることも忘れてはいけません。

今では利用者数も伸び、多くの層の方々に広く使われ始めています。言い換えると、(良くも悪くも)以前は予想していなかったムーブメントも発生するようになってきたことでしょう。(想像)

そして、キタジマタカシ氏とも色々とお話をさせていただく機会もあり、そういう場面で(「聞いた」ではなく)感じた彼の考えを踏まえて、今後「Snow Monkeyを持続可能なプロダクトとして存在させるためにコミュニティ全体で取り組むべきことは何か」を、個人的に考えてみました。

そもそもどんなビジネスモデルなのか

Snow Monkeyのマネーポイントは、年額サブスクリプション方式です。そう聞くと「毎年お金を払わないとアップデートできなくなる」と考える人が少なくないと思いますが、サブスクを解除してもテーマは普通に利用することもできるし、アップデートも可能です。

これはキタジマタカシ氏の考えによるもので、より一層の収益を求めるのであれば、サブスク利用者のみアプデ可能とするだろうけど、それを彼はしない。たぶん、一度購入してもらって、サブスクを止めたから使えなくなるってユーザーがハッピーにならないからと考えているのかなと推測します。

ですので、Snow Monkeyを開発し続けることが、確実な収益アップに繋がるというわけではない仕組みです。(僕の知っている限りでは、彼はそれほど収益を上げていこうとあまり考えていない)

では、年額サブスクリプションで得られるものは何なのか。一番は「コミュニティ」だと思っている。それはオンラインコミュニティであるSlackであったり、公式フォーラムであったりします。

そこが一番のSnow Monkeyの価値なのかもしれません。

僕が思うコミュニティ全体で取り組んでいくべきこと

では、僕たちSnow Monkeyユーザーは、そのコミュニティにどう貢献することができるのかを少し考えてみました。

これは僕が個人的に考えた一例です。ですから、これが正解とかそういうものではありません。

Snow Monkeyユーザーのみなさん各々が、コミュニティをもっと楽しくするためにはどうしたらいいかな?何が必要かな?ということを考えるだけで、コミュニティは自然と楽しくなっていくと思います。

「貢献」というと大げさに聞こえてしまいがちですが、僕はSnow Monkeyを使って(通して)WordPressがもっと楽しくなったり、学びが増進していったりすること全てが、Snow Monkeyコミュニティへの貢献、強いて言えばWordPressコミュニティへの貢献に繋がると考えています。

ハッシュタグは #wpsnowmonkey

まずはTwitterなどでSnow Monkeyに関して言及をする際には、可能な限りハッシュタグをつけてみましょう。フォロワーではない知らないSnow Monkeyユーザーと偶然繋がることもあるでしょう。

そして、よく間違えられるのが wp の付いていない #snowmonkey というハッシュタグです。公式なハッシュタグはWordPressのwpを頭につけて #wpsnowmonkey です。お気をつけを!

#snowmonkeyだと、そこそこの確率でお猿さんが出てきます。

Snow Monkeyに関する質問は全て公式フォーラムで

まず、Snow Monkey公式フォーラムというものがありますが、そちらはプライベートトピック以外の全てのトピックは誰でも見ることができます。しかし、トピックを作成して質問をすることができるのは、年額サブスクリプション契約をしている方のみとなっています。

また、Snow Monkeyのオンラインコミュ二ティはSlackを基本として活動しています。様々なチャンネルがあり、当記事執筆時で670名くらいの方が参加されています。

こちらはSnow Monkeyを購入していない方(試用版利用者も含む)でも参加することができます。主にユーザーや興味を持っている方との交流がメインの場となっています。

そして、たまにですが #雑談 チャンネルなどで、Snow Monkeyの使用方法やカスタマイズ方法に関する質問をされる方がみえますが、Snow MonkeyのオンラインコミュニティSlackでは Snow Monkeyの使用方法やカスタマイズなどの質問は控えましょう

というのも、前述したようにこのSlackには購入者以外の方も多く参加されています。その中には、年額サブスクリプションは継続されなかったけれどSnow Monkeyを活用されている方も、試用版を試している方も同様にSlackには参加されています。

ですので、そこでSnow Monkeyの使用方法やカスタマイズの質問をして、答えが返ってきてしまったら、年額サブスクリプション契約をして公式フォーラムでの質問権を持っているメリットを失ってしまうことになってしまいます。

それと同時に「Slackで質問してみたら答えが帰ってきた!年額サブスクいらなくね?」と捕らえられると良くありませんし、「あの人は前答えてもらっていいたので私の質問は答えてもらえない…!」といった不公平を感じてしまう人も出てきてしまうかもしれません。

そして、仮にSlackで質問し答えを得られるようになる一番の弊害は、年額サブスクリプション利用者の減少です。それはSnow Monkeyの収益構造を壊す行為に繋がりかねません。

ですので、Snow Monkeyをキタジマタカシ氏に継続的に開発してもらうためにも、コミュニティ全体で気をつけていきましょう。新しくジョインされた参加者さんの中では、今後も間違えて質問してしまう方もみえるでしょう。その際には、優しく公式フォーラムへ誘導してあげましょう。こちらのページのURLを添えて案内してあげることでご理解いただけるかと思います。

https://snow-monkey.2inc.org/community/online-community/

SlackでOKな質問例

  • 開発するときにブラウザ何使ってる?Chrome?Firefox?
  • この1週間で食べた食事の中で一番美味しかったのは何?
  • Snow Monkeyと一緒に使っている便利なプラグインってある?
  • みんなで集まって桃鉄やらない?
オレイン

みんなで盛り上がれるような話題が好まれるのかな?

SlackでNGな質問例

  • Snow Monkey Blocksの〇〇ブロックを添付の画像みたいにしたいんですけど方法を教えてください
  • ブログカードの見た目の変え方を教えてください
  • My Snow Monkeyがうまく動きません!助けて!
  • snow_monkey_prepend_entry_contentの使い方を教えて欲しい
オレイン

技術的な内容や他の人の参考にもなる情報は公式フォーラムを推奨!

公式フォーラムで一緒に考えてみよう

Snow Monkey公式フォーラムでは、利用方法からカスタマイズの相談などを行うことができます。また、そこではSnow Monkey作者のキタジマタカシ氏をはじめ、コミュニティメンバーが有志でトピックに返答をしています。

トピックの内容は様々で、難易度の高いものから入門者からの初歩的な質問までさまざまですので、自分で答えられると思ったトピックを見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。

また、1つのトピックに対して、一人しか回答してはいけないというわけではありませんので、補足などを加えたり加えられたりすることで、回答した自分も学べる場合もたくさんあります。

ぜひチャレンジしてみましょう!

僕はよく自分から偉そうに返答をしておいて、後からキタジマさんなどがカバーコメントしてくださって、逆に自分が深い理解に繋がるというケースが多々あります。そして、それはHAPPY SNOW MONKEYのネタに…w

Slackを盛り上げていこう

前述したオンラインコミュニティのSlackですが、みんなで楽しく活用する方法をミートアップなどでも考えています。

今現在は、徐々に活発にはなってきてはいるものの、まだまだできることや可能性はあるだろうなという気がしています。(個人的感想)

今後開かれるSnow Monkeyミートアップなどでキタジマタカシさんからも意見をもらいながら、楽しいコミュニティに成長していけるといいなと思っています。

Snow Monkey ミートアップに参加しよう!

Snow Monkey公式のミートアップ(ユーザーや興味がある人の情報交換会)があります。最近のコロナ禍ではオンラインでの開催ばかりになっていますが、以前はオフでも開催されていました。

まだまだコロナ禍が続きそうな状況でオフライン開催は難しそうではありますが、来年からはできるだけコンスタントにオンラインで開催していきたいという意向も聞いているので、どんどん参加してみてください。

以前、フォーラムで回答をもらったあの人と直接お話ができたり、Twitterでフォローしてたり見たことがある人と、直接言葉を交わしてコミュニケーションを取ることができる、楽しい機会を得ることができるでしょう。

必要としている人に正しく届けるために

先日、キタジマ氏が書いた記事の中にこのような一節がありました。

Snow Monkey はとにかく売れや売れろやとは思っていなくて、必要としている人に正しく届くのが理想だと思っているので、売ることに強く意識が向くようなことはやりたくない。

https://snow-monkey.2inc.org/2020/12/03/snow-monkey-expert/

僕が今、なぜSnow Monkeyとそのコミュニティに自ら関わろうとしているかという理由の部分には、この部分での共通項があるのかもしれないと、この投稿を読んで感じました。

僕自身はSnow Monkeyの開発になんら貢献はしていません。しかし、住んでいる岐阜ではGifu WordPress Meetupの共同オーガナイザーをやっており、前身のWordBench岐阜から数えると4年以上岐阜のWordPressコミュニティの畑を耕してきました。(まだ耕すつもり)

その中で常に考えていたことは、「WordPressのことを正しく伝える」ということでした。そのために4年間、毎月試行錯誤して色々なことを伝えたり伝えられたり学んだりしてきました。

WordPressのコミュニティ活動に関係してきた期間全てに、有意義な学びと時間があったことを僕自身体験していて、恐らく似たような感覚もキタジマ氏も持って見えるような気がします。

そして、Snow Monkeyというプロダクトを介して、そのプロダクトを必要だと感じてくれる人へ届くように願っているのだろうと思っています。たぶん、そこに何か共感を得ているのだろうと、あの一文で感じました。


僕がWordPressを介してたくさんの方々と有意義な交流を持てたように、皆さんにもSnow Monkeyを介して有意義な交流を持ってもらえるように、僕個人としてはSnow Monkeyを応援していこうと考えています。

みんなも一緒に楽しもう!Enjoy Snow Monkey!

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