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WordBench岐阜を立ち上げようと考えた理由

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WordBench岐阜は2016年の7月くらいに急遽立ち上がりました。立ち上がりはとてもスムーズで、大阪のYATさんにTwitter上で背中を押してもらい、ものの半日くらいでモデレーターになってしまいました。

正直、こんなに素早く立ち上がってしまうものなのかと、びっくりしたことを覚えています。

しかし、立ち上げただけでは意味がありません。活動を継続することも大切になってきます。そこで今回は、立ち上げようと思った個人的な想いや、1年ほど活動が止まった理由も含めて書いてみようと思います。

そもそもなぜWordBench岐阜を立ち上げたのか

僕自身、とてもコミュニケーションの土台を作るのが下手くそな人間で、自分の知らない場所に飛び込んでいくことにとてもストレスを感じてしまう人間です。

ですので、岐阜で開かれる異業種交流会などにも参加を進められたことは何度と知れずありますが、一度も足を運べていませんでした。うまく言葉にできる自信がないのですが、他人のテリトリーに飛び込んでいく勇気がないと言うとわかりやすいのかも知れません。要するに臆病なんだと思うんです。

けれど、どこかでコミュニケーションを欲している部分も確実に自分の中で存在していることも分かっていて、どうしようかと悶々としていました。

そこでこう思ったのです。「ならば、自分で場所を作ればいいんじゃないか」と。

他人のテリトリーに飛び込みにくいのであれば、自分の場所を自分で作れば良いのではないか、と考えたのです。厳密に言うと、WordBenchというのは誰かのものではないので、あくまでもWordBench岐阜に“僕が”場所を提供してもらっているだけなんですけどね。

僕がWordBench岐阜を作りたかったのは、ただ自分の場所が欲しかったという理由だったのです。

なぜ1年ほど活動が止まったのか

WordBench岐阜を第0回、第1回と2回開催しました。そして、第2回の参加募集の結果、人数が集まらずにキャンセルとなりました。そこから活動が1年間止まってしまったのです。なぜ止まってしまったのでしょうか。

理由はとても簡単です。経済的な問題が発生しました。

第0回からJR岐阜駅前にあるコワーキングスペースの貸会議場を利用させてもらい開催していました。先方にも色々とご協力いただき、使用料金をお値引きいただきながら開催していましたが、どうしても3時間利用するために¥4,500必要な計算になってしまっていました。

ということは、単純計算で¥500/人として、9人集めないと採算が合わないことになります。なかなか9人集めるのも大変なのが岐阜です。(岐阜のせいにしてごめんないさい…)

実際には岐阜という地理的な問題ではなく、単純に開催する内容に魅力がないからだと薄々分かってはいたのですが、僕自身の技量もまだまだ乏しく、求められている内容に答えられるコンテンツを提供できなかったことが一番の原因です。

最終的には参加申し込み人数が間違いなく集まらないと確信したタイミング(第2回の参加申し込み時)で開催をキャンセルすることにしました。

別にキャンセルすること自体、たいしたことないじゃん。と考えれば楽なんですが、僕個人としてはショックというか、力不足を痛感させられた結果でしたので、少々落ち込んでもみました。

なぜ1年ブランクを開けて再開したのか

では、なぜ活動を再開しようと考えるようになったのかというと、冒頭に書いたように「コミュニケーションの場が欲しい」 でした。やはり欲しかったようです。

ですが、再開するのであれば、また同じように頓挫したくない。継続しなくてはならない。それが一番強い想いでした。

そこで考え直したのが、活動拠点とする場所の選定でした。

確かにJR岐阜駅前という以前のコワーキングスペースは、アクセスの便も良いですし、他県からのアクセスを想定するのであれば多くのメリットがあります。しかし、使用料金がネックになって、肝心の継続ができないのでは意味がありません。

そこで選んだのが岐阜市が運営する施設であるみんなの森 ぎふメディアコスモスです。こちらは市の施設というだけあって利用料金がとても低く設定されています。

営利目的で利用する場合には設定の倍額必要になるのですが、WordBenchは非営利活動なので問題ありません。¥350/時間から使用することができます。とても安価で助かります。

これなら3時間開催しても¥1,050です。2〜3人の参加が確保できれば赤字は免れます。この人数を集めないといけないと言うストレスからの解放はとても大きいものでした。

しかし、さすが行政の施設です。会場を確保するには手間と足労が必要です。

毎月15日には施設に電話をして空き状況を確認、翌16日に会場へ足を運び事前申し込み書類を書いて提出しに行きます。

そして、月末になると重なって応募があった場合には抽選が行われ、結果が通知されます。今の所、抽選になっても当選できて、会場を継続して確保することができています。

使用月の前月に振込用紙が送られてきて、そちらで使用料金を銀行で振り込みます。そして、その領収書を当日見せて部屋を借りれるという仕組みなのです。なかなかオールドファッションな流れではありますが、やむを得ません。

なかなか身動きが取りやすいフリーランスとかでないと、こういったことに平日足を運ぶことは難しく、なかなか他の人に頼めないという状況ではありますが、こういった運営に絶対に必要な負担も後々シェアできるような運営スタッフ陣を作っていけたらなぁと考えています。

話が逸れましたが、WordBench岐阜とは“僕自身に取っても”大切なコミュニケーションの場であるということで、様々な条件、環境も整いましたので、再開できる運びになりました。

参加者にとっても大切な場になるように

そういった個人的な考えもあり、イベント内容には人一倍気を配ってしまいます。

コンセプトというコンセプトは存在せず、あえて言うなら見出しのような「参加者にとって大切な場になる」ということかなと思います。

ですので、イベント内容にもそれほど固執していないところもあり(当然、参加者にとって有意義な時間になるようにというのは大前提として)、毎回参加してくれる人たちのレベルに合わせた内容で開催するも良し、ちょっと背伸びした内容でやってみても良し、といった柔軟性を今は持っています。

今後、「WordBench岐阜ってこういう風だよね」といったが出てきたら、そういったスタイルでやっていけば良いかと考えています。

それまでは、できるだけ参加者に寄り添ってWordBench岐阜のファンを増やしていくことが再開1年間の姿勢かなと考えています。

その一環として第4回から始めた「定例WordPress講座」というものもあります。まずは初心者のための内容で岐阜のwordPressユーザーをサポートできる基盤を作っていきます。

ぜひ、お近くの方、または近隣のWordPress初心者の方は、WordBench岐阜に遊びに来てみてください。当然、遠方からの参加も大歓迎ですよ!

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