2019年6月5日版岐阜新聞に市民団体Gifu WP Meetupの代表としてご紹介いただきました

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先日、岐阜市市民団体支援事業に申請しているので、その一環である公開企画コンペというものに参加してきました。

その際に、市民活動交流センターの方から「岐阜新聞の記者さんが取材していると言っている」という話をいただき、公開企画コンペの空き時間に取材を受けさせていただきました。

2019年6月5日岐阜新聞に掲載された久野晃司
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取材の概要

実際に取材を受けた際に話をした内容ですが、小一時間くらい話をしていたので、本当にいろいろなことを話しました。

まずは、WordPressとは何か。そして、市民団体名がGifu WP Meetupである理由。WordPressを通じてどんな活動をしているのか、などと言ったことをお話しました。

記者さんの興味は、おそらく今回補助金申請をしている事業(CoderDojo岐阜)に向いているのかな、という感触もありましたが、しかし団体名にWPが入る以上、WordPressの話をしないわけにはいきません。しっかりとお伝えしておきました。

そして、この市民団体の事業の1つとしてCoderDojo岐阜があるのですが、その活動を通してどんなことを実現していきたいのか、といったこともお話しました。

やはり、子供たちにプログラミングを通じて何かを得て欲しい。そういうお話をした記憶があります。


「プログラミング」ができればそれでいいの?

最近、2020年度からプログラミング教育が必修化されるのことに伴って、とても多くの「プログラミング教室」などの広告や勧誘などを目にします。

それ自体、悪いこととは思いません。

しかし、よく目にする広告とかではいかにも「プログラミングを習得して将来、職を得よう」とか「AI時代に負けない人材になろう」とかそういうものが多くて、個人的には過大解釈・過大広告だと感じています。(JARO?

小学生をはじめとする子供達がプログラミングをするっていうこと、そういうことじゃないと思うんですよね。

プログラミング教育が必修化になったとしても、プログラマー人口はそれほど増えることはないと思います。プログラマーやエンジニアになれば将来安泰というわけでもありません。では、なぜプログラミングを学ぶことになったのか。

「プログラミング」はまだ知らない世界のドアの1つでしかない

僕が一番大事だと思っているのは「新しい何かを発見する接点の1つ」になるべきなんだと考えています。

今まで挑戦したことがなかったプログラミング。それに取り組むことで、当然なにかしらのプログラムを動かして実際にチャレンジすることになるでしょう。でも、それがゴールではないんですよね。

ではなくて、僕が大事だと思うのはこういうことだと思うんです。

  • プログラミングをした→キャラクターを動かした→アニメーションって作ると面白い→アニメーション制作に興味を持つ
  • プログラミングをした→それでドローンを飛ばしてみた→プログラムで何かを動かす楽しさを体験→無人で街を走るバスは作れないか?→公共交通サービスに興味を持つ
  • プログラミングをした→マイコンを制御してLEDを光らせてみた→とても綺麗だった→もっとたくさんのLEDを光らせて制御したい→アートの世界に興味を持つ

これらは、ごく一握りの例でしたかありません。どれだけでも例は作れるでしょう。どれも「プログラミングが最終的な目的」にはなっていないことがわかると思います。

「プログラミング教育」が目指すべきもの

プログラミングは「ゴール」ではなく「ステップ」の1つに過ぎないんです。1つのきっかけですね。ただそれだけなんです。僕はそう考えていますし、そうあるべきだと考えています。

プログラミング技術の習得に集中することに否定的な考えがある訳ではありません。

大手学習塾や個人塾もひっきりなしにプログラミングに取り組むコースを用意しているここ数年ですが、そこまでビジョンを持っているところはあるでしょうか。そのビジョンを子供・保護者と共有して進めているところはあるでしょうか。

ビジネス的な側面があるのは百も承知ですが、プログラミングがそれら全てではないということは是非知っていて欲しいですね。プログラミングができる・できないと、将来来る新しい時代(AIやら云々時代)に使われる側になるかならないかなんて、関係ありません。問題はそこではないということですね。(=クリエイティブであれば良いと個人的には思っています)

CoderDojo岐阜が目指すところ

CoderDojo岐阜は、子供達にプログラミングという最初のきっかけを提供できればいいなと考えています。そして、そこにフォーカスしてスキルを高めたい子は自分の意思で高めることができる。そういう地域コミュニティになれば良いなと考えています。

そして、とにかく楽しい。何がなんでも楽しい。そういう場を継続的に作っていくということが今、僕たちが集中して取り組んでいることですね。

まとめ

今回、岐阜新聞さんに取り上げていただいて、少なからずWordPressなりCoderDojoの告知につながれば本当に嬉しいです。

今後、他メディアさんにも情報提供していきながら、岐阜の子供プログラミング環境を良いものにしていければいいな、そのお手伝いができればいいな、と考えています。

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