オレインデザインでは、今まで独自によくあるタスクごとに価格表を作成し、そちらをもとにお見積もりを作成するという流れにしていましたが、今後は基本的に人日単位での算出方法に切り替えることにしました。
なぜそのような方法に切り替えるのかを書いてみたいと思います。
価格表からの見積額算出のメリット・デメリット
Web系フリーランスのみなさんを悩ませる見積もり方法ですが、オレインデザインでは今までタスクごとに価格表を独自で作成し、そちらに基づきお見積もりを作成するという形にしていました。
しかし、その方法でお見積もりを作成しても、ほぼ同じ内容の見積もり項目ってないんですよね。
例えば、価格表を作って、その中の項目に「カスタムフィールド入力欄作成」とかあるとします。単純に想像して以下のようないろんなケースが思い浮かびませんか?
- カスタムフィールドの件数は?(1or100で大きく異なる)
- 項目を表示させる条件分岐はどんな感じか?(いつでも表示or特定の条件表示+もっと複雑?)
- 指定のプラグインはあるかどうか?(ACF?SCF?)
ぱっと想像しただけですが、こんな感じでいろんなケースが出てきます。
あと、「画像スライダーが欲しい!」というリクエストに対しても色々とイメージできますよね。
- 画像の入れ替えは管理画面で行えなくても良い?
- 画像の点数が無限?有限?
- 各種デバイスごとに表示件数やスタイルが大きく違う?
などといったことがパッと想像できるかと思います。
ある程度ざっくりと価格表を作っておくことで、それをウェブサイトなどで提示することもできます。(それによって発注側のプラスになっているのかどうかわかりませんが)それによって「あ、オレインさんところはこんな感じの費用感なのね」と理解してもらうこともあるでしょう。
そして、反射的に金額をイメージすることができるので、見積もりを素早く作ることも難しくはありません。
しかし、上にも挙げたように1つのタスク(「カスタムフィールド入力欄作成」とか)ではカバーしきれないバリエーションがあることも事実です。案件によって求められるものが違いますから当然のことです。そして、求められることが違うということは、実現するまでに必要な過程も少なからず違うということになります。
ですので、結局はそのタスクを実現するために必要な時間・労力を算出する必要があるのです。
今後は「人日」で算出
まぁ、法人のみなさんなどは「人日」算出なんだとは思うんですけどね。
今後は、オレインデザインでもご依頼いただいた作業(プロジェクト)を完了させるために必要なお見積もりを「人日」単位で算出していく方針にしようと考えています。
人日の費用に関しては以下をベースに算出します。
人日費用 | ¥40,000- |
---|---|
最低受注価格 | ¥5,000 |
特急対応費 | +50%〜 |
特急料金に該当する条件は、お見積もりの合計人日に対する「納期」と「該当期間の他案件による混雑状況」で判断させていただきます。
項目が少ない案件であれば、案件単位でざっくりと人日計算をして見積もりを出しますし、「見積もりの詳細ごとに算出してほしい」という場合にはそのように対応します。
まとめ
12月に発生したお仕事のお見積もりには、試験的に上記の方法を用いながらお見積もりをさせていただきました。
来年からは、上に書いたようにお見積もり方法を一部変更して業務を進めたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。