今回で2回目になりますが、グラフィック制作会社様から依頼をいただきまして「実際のヒアリングシートから見るヒアリング時に考えるべきこと」という内容でお話をしてきました。
先方様はグラフィック案件をメインで取り扱われていて、今後のWeb案件受注のために知識を得たいという要望から依頼をいただきました。
今回使用したスライドはこちらです。
また、前回の内容はこちらに掲載してあります。
実際に利用しているヒアリングシートから要点を抽出
実際に私が利用している自身のヒアリングシートを題材に「この情報を聞く際にはこんなことを忘れない方が良い」などといった要点を解説していく流れで進みました。
実際に使っているヒアリングシートはこちらになります。
本当は、要点ごとに参加者さんからも意見をもらいながらのワークショップ的な形で進めていきたかったのですが、実際に意見を求めてみても困られてしまったため、急遽セミナー形式というか、お話して説明する形に変更しました。
ヒアリングで大切なこと
スライドにも最後にありますが、ヒアリングで大切なことはこんなことかな、と思っています。
- 明確なゴール設定が必要
- コミュニケーションコストを下げる仕組みと作る(探る)
- 現状をしっかりと把握する
明確なゴール設定が必要
お問い合わせや相談をいただいてヒアリングを行う流れになるのですが、実際には相談者さんも問題点やゴールを明確にできていないことも少なくありません。
ですので、ヒアリングを行う最中も「まず最初のゴールは何なのか」を探りながら、または聞き出しながら進めていく必要があります。
それが明確でないと、どんなプロジェクトでどれだけお金を使っても、望む結果を得られません。なぜなら、ゴールがないからです。
ゴールがない(目標がない)のに、達成できたかどうかの判断はできません。必ず目標やゴールが必要です。そして、そのゴールや目標が適しているかという判断も必ず必要です。
コミュニケーションコストを下げる仕組みを作る(探る)
レクチャーの中では、chatworkなどのツールも紹介しましたが、実際にやりとりをしていく中でログ(記録)をどう管理しておくかという点も非常に大切になってきます。
というのも、何か問題が生じた際に「誰が何を言ったか」を明確にできない環境はプロジェクトを進めていく上でベストとは言えません。
また、考えを明文化してもらうことにより、より具体的なアイデアへと昇華させることも可能ですし、電話をしながら悩むというような時間を無駄にすることが無くなります。
プロジェクトを進める上でとても大切なことだと考えています。ぜひ探って提案してみるべきです。
現状をしっかりと把握する
相談者の現状をしっかりと把握することは言うまでもありません。
何が問題で、何をどうしたら良いのか、どうしたいと考えているのか、それは正しいのか、良くないのか、今ではないのか。
それ以外に必要なことはないのか。相談者が持っている素材や資料はどれくらいあるのか。
できるだけ全てのことを把握しておくべきでしょう。
まとめ
というような具合でグラフィック制作会社さんへお邪魔してレクチャーしてきました。
資料を作るのがちょっと不慣れではありますが、それほど苦手じゃないな、という個人的な感想でした。
また、今後もご用命があれば様々な内容でお話していこうと思います。