ここでいう「おもしろい人」というのは、多くの読者に興味を持たせ、読んで楽しませられる、他の人にも紹介したくなるようなコンテンツを作れる人を指しています。
小規模事業者さんや中小企業さんを相手にホームページを提案する際に、クライアントさんの希望にもよりますがブログ運営も一緒に提案することも増えてきています。
その際にいただく質問としてこのようなものがあります。
『どんなことを書いたらいいでしょうか』
それまでブログなどを代表とした人に読んでもらう文章を書いたことがない人にとっては、自社でブログを運営しようとなった際に二進も三進もいかないくらいに難しいと感じられることが多いようです。しかし、それは誰しもが通る道というか、誰でも悩んでしまうことだと思います。
そのような相談をいただいた際に僕は、クライアントさんがその時点でお持ちのスキル(写真や動画の撮影はできるかどうか等)や事業の内容、顧客層、社内の雰囲気など総合的に判断して、まずは始めるためにできることをご提案しています。
また、コンテンツ制作を外注するためにはある程度のランニングコストが継続的に必要となります。最近の経済状況をご存知の方であれば、なかなか容易に予算を投じることができる会社さんは多くないことはご理解頂けると思います。ですので、僕としては最終的に自社でコンテンツを制作していける基礎的な部分の構築を常に念頭に置いてアドバイスさせていただいています。
僕の場合は、ヒアリングから企画・提案、制作、納品までの流れを全て一人で行うことがほとんどです(チームで制作とか憧れるんですけどね)。ですが、これって誰でもできることだよな、と最近強く感じます。なので、もっともっと自分にしかできないことを増やしていかないとフリーランスは淘汰されてしまうなと日々危機感が増してきています。
そういったことを考え行いながら、ふと今回の表題のようなことを考えます。自分にはいま何が足りなくて、何を足せばいいのか。なにで学習してなにを補っていけばいいのか、と。
情報収集の必要性
やはり一番大切なのは情報収集でしょう。
しかし、一人の人間が収集して噛み砕いて身にできる情報量ってすごく限られています。ブログを何十、何百とRSS購読し、Twitterで情報を追いかけていたとしても目にはできても吸収できないっていうことはとても多いと感じています。
ですので、収集する情報も自身で厳選しなくてはならないでしょう。そして、インプットする情報の質というものをとても大切にしないといけません。
自身の専門以外の情報収集・体験も大切に
僕自身で言うならば、Webデザインに関することであったり、コーディングに関することであったり、総合的なディレクションや運営・運用に関する情報などで毎日埋め尽くされてしまいます。
しかし、それはあくまでも自分のための情報です。自分のビジネスに必要な情報以外にも多く触れる必要があります。
ちょっとアナログかもしれませんが、雑誌というのはとても経済を知るために有用な媒体です。雑誌で取り上げられている特集などにも関わってくるかもしれませんが、雑誌紙面に掲載されている広告を見るだけでも、そのジャンルの動向が少し摘めるでしょう。雑誌に広告出稿するということはそれなりの予算を用意できる商品・サービス・ジャンルであるということが考えられますし、他にも読み解けることがたくさんあるでしょう。
また、仕事から離れていろいろな体験をしてみるということはとても重要です。特に僕のような仕事だと一日中室内にいることもすくなくありません。そういう環境に身を置いているとどうしても思考が固まってしまいます。そういったものをほぐす意味も兼ねて、どんどんと外に出て行くべきでしょう。
たくさんの人に会い話をする
どれだけTwitterやFacebook、RSS購読で情報収集を行ったとしても、生身の人間に直接会って話をすることに勝ることはないでしょう。
実際に自分の言葉で話をし、相手の言葉に耳を傾け、意見を交換する。情報を収集する。これは何にも変えがたい機会です。
正直、今の僕にはこれが一番欠けていると自覚しています。家庭の諸事情でまだ当分遠くへ一人で外出することは難しいので、すぐになんとなできることではありませんが、徐々に改善していきたくさんの方々とお会いして情報交換したいなと思っています。
まとめ
今回取り上げた面白いコンテンツを生み出すためには、やはり自身が面白い人間である必要があるかなと感じます。それは喋りが上手とか面白い話ができるということだけではありません。
いろんなところにアンテナを張る。意外なとことに着目する。そういった視点や姿勢が面白いコンテンツ=面白いアイデアを生むきっかけになるということです。
改善できるところは徐々にでも改善しながら、クライアントさんのためになるアイデアを日々生み出せるように精進していこうと思います。