ご存知の方もみえるかと思いますが、最近時間を見つけてはWordPressテンプレートテーマの開発を進めています。無償配布用ではなく、有償での提供用に開発しています。
しかし、こういった「人に使っていただくもの」の開発というのは、なかなか閉じこもっていてはできないな、と痛感することが多くあります。
制作している自身が良かれと思って実装した機能が、実際はそれほど必要ではないということなんて多々ありますし、逆に実装しなくても良いだろうと考えていた機能が求められていたりといった具合です。
特定のクライアントに対して制作を行う場合には、デザインにしても機能にしても操作性にしてもターゲットは明確にしやすいです。しかし、不特定多数のユーザーをクライアントに見立てた有償テーマ開発では、見切りや採用の判断を行うのが難しい点もあります。
実際に、先日販売を開始したテーマ「Waterloo」を先行してモニター利用していただいた方々からいただいたフィードバックにもたくさんのアイデアがありました。面白いことに、良くない点の指摘はある程度共通していたのですが、逆に欲する機能に対してはベクトルの向きがとても様々でした。
まずはこういったたくさんの意見をいただける環境を大事にしていくこと。作っていくこと。また、逆にそういった意見に振り回されないということも大切になってくるのではないかと日々感じています。
おかげさまで、WordPressに関してある程度イメージしたもの(イメージ:想像できるのも)に関しては実現するだけの技術力をこれまでの経験から得ることはできてきました。(まだまだ勉強しなくてはならないことは山ほどありますが)しかし、技術力だけではないな、と気づかされることが多くあります。
多くの人に使っていただきたいのであれば、やはり多くの方々に触れていただく。そして、フィードバックをもらえる環境を大切に育てていく。そういう日々の努力がとても大切だと学習しました。
明日は技術的なことでも書こうかな。お一人様slackのススメとかかな。