この度、CoderDojo岐阜を立ち上げ、チャンピオン(コーダー道場では運営者をこう呼びます)として運営に携わっていくことになりました。また、メンター(大人の相談役みたいなもの)としても、毎月できる限り活動に参加する予定です。
今回、立ち上げることになった経緯とオレインデザインとの関係も含めて、CoderDojoもしくはCoderDojo岐阜についてご紹介したいと思います。
僕がCoderDojoをやろうと思った最初のきっかけ
実は、僕は今現在まで各地域のCoderDojoに参加したことはありません。ですが、2017年に大阪で開催されたDojoCon Japanに遊びに行ったことがあります。
その時、すでに岐阜でのCoderDojoの開催は視野に入れていて、CoderDojo尾張のチャンピオンである上野さんに、DojoConの会場で色々と質問させていただいたことを覚えています。
その時に質問したのは、たしか「自分の子供がCoderDojoに通える年齢になったら、岐阜でも開催したいが、何歳くらいで参加できるものなのか」ということを質問した記憶があります。
その時に、カッツさんにも丁寧にご対応いただき、僕がやりたいと思ったタイミングで岐阜にCoderDojoがなかったら立ち上げよう!と心に決めていたことは今でも覚えています。
ちなみに、DojoCon Japan 2017の動画を見ていたら写っていたことを今さら発見しました。
子供に何かを教えること
結婚するまでおよそ10年くらいですが、地元のサッカー少年団でコーチとしてお手伝いさせてもらっていました。そこでもCoderDojo岐阜と同じように、ボランティアで子供達に教えるということをやっていたのですが、本当に子供たちと接していると得るものがたくさんあるんです。
「ボランティアなのになんでやってるの?」とか「お金もらえないのになんでそんなに頑張れるの?」とか言われることは少なくないですが、本当に「ただ楽しいから、ただやりたいから」やってるという感じでした。
現在、CoderDojo岐阜とは別で共同オーガナイザーをやっているGifu WordPress Meetup をやっていても同じようなことは言われます。
質問をいただくとできるだけ丁寧に返答したり対応したりするのですが、そのあとに「なんでお金を取らないのにこんなことやるんですか?」とかなりの回数、僕は聞かれたことがあります。
でも、お金とかそういうことばかりではないんです。仕事として考えていないので余計にですが、非営利活動(ボランティア)だから得られることや学べることってたくさんあると思うんです。そういったものがやり甲斐になっていると思っています。
CoderDojoとは?CoderDojo岐阜とは?
CoderDojoとは、
CoderDojo は7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では110カ国・1,900の道場、日本では全国に171以上の道場があります。
CoderDojo で学べる内容は道場ごとに異なります。例えば、次の内容を学べる道場があります。– Scratch, Hour of Code
CoderDojo Japan https://coderdojo.jp/
– HTML, CSS, JavaScript
– PHP, Python, Ruby, Unity
– Arduino, Raspberry Pi など
道場ごとに内容も規模も異なりますが、どの道場でも主体的に学ぶ姿勢はとても大切です。
日本にも171以上のコーダー道場があり、その中の1つとしてCoderDojo岐阜も立ち上がりました。
CoderDojoにはCoderDojo憲章を守った上で、運営は独自性を持つことを許されています。
CoderDojo岐阜では、主に以下の内容で子供達にプログラミング道場を開催していこうと考えています。
- Scratch(小学校でもよく利用されるブロック型プログラミング言語)
- ホームページ制作(HTML・CSS・JavaScriptなど)
- micro:bitなど
この他、子供達が学習を進めていく上で興味を持ったことに、できるだけ対応してあげられる環境をフレキシブルに作って行きたいと思っています。
簡単に言うと「無料でプログラミングを学べる道場」を開催するということです!
CoderDojo岐阜でどんなことができるの?
公式ウェブサイトはすでに立ち上げているので、詳しくはそちらを参照していただくと良いかと思うのですが、ここでも簡単に説明しておきたいと思います。
先ほどは「無料でプログラミングを学べる道場」と説明したにも関わらず、こんなことを言うと「何を言ってるの?」と思われるかもしれませんが、CoderDojo岐阜では(他のCoderDojoでも基本的にそうですが)、授業のようにプログラミングを教えるようなことは基本的にやりません。
CoderDojoに参加する子供たち(ニンジャと呼びます)は、自分のやりたいこと(コーダー道場岐阜でできることの範囲で)を黙々と進める場所になります。
その途中で、どうやったらいいのか分からなくなった時や、これから何を取り組んだらいいのか分からない場合などに、メンターと呼ばれる相談役の大人が相談にのります。しかし、答えをポンと出して終わりという教え方ではなく、子供たちが答えに向かって進んでいける方向付けをするような教え方をします。
ですので、岐阜市内にも様々ある「プログラミング教室」とはちょっと違うと考えてください。「プログラミング教室」には正直自分自身には興味がなくても、保護者の方に進められて通っている子もいるかもしれません。そして、行けば何かしら課題を与えてもらい、それに子供が対応する、という流れが一般的かと思います。
しかし、CoderDojo岐阜は「プログラミングに興味(経験者・未経験者関係なく)のある子」が通う道場になります。
ですので、子供たちがやりたい作業を進めながら、その個々のプロジェクトに対してメンターがサポートしていく運営方法を取っています。
初めは誰でも初心者です。
「プログラミングに興味はあるけど、今までなにをやってみたらいいのかわからなかったし、まだ勉強したことはない。」そのような子供さんでも、本人が興味があれば、メンターが基本的なことを学ぶ方法をしっかりとガイドするので安心してください。
でも、興味がないと、開催時間中ずーっとぼけーっとしていないといけなくなっちゃうので、子供さん本人の興味意識を大切にしてあげてほしいなと思います。
オレインデザインとしてスポンサーになりました
自分が立ち上げておいてあれなんですが、CoderDojoは企業などの協賛・協力がない場合には、基本的に寄付にて運営されます。CoderDojo岐阜も同様です。
ですが、開催する前から色々と物入りです。ウェブサイトの運営費やチラシやカードなど最低限必要な印刷物などの用意にも費用が必要になります。
そこで、オレインデザインという事業としてスポンサー枠を利用して一定額以上の寄付をし、CoderDojo岐阜のウェブサイトにもスポンサーとしてロゴ掲載とアンカーリンク設置をしてもらい、運営に協力していく形を取りました。
他にも、IMA WEBCREATION様がスポンサーとしてご寄付いただけて、同じようにロゴ掲載とアンカーリンク設置をさせていただいております。
ご寄付のお知らせ
ここでお知らせするのはちょっとおかしいのかもしれませんが、CoderDojo岐阜では運営主旨などに賛同いただけた個人・法人様からの寄付を募集しております。ぜひご協力をお願いできればと思います。
寄付について詳しくはこちらのページをご覧ください。
また、お金という形ではなく、書籍や備品の提供という形でご協力いただくことも可能です。こちらにCoderDojo岐阜専用のAmazonほしいものリストを用意しておりますので、書籍・備品の物資提供もお待ちしております。
初回開催予定
初回は、2019年5月25日(土)9:30〜11:30という日程で「親子で体験!Scratchでゲームを作ってみよう!」という内容でワークショップを開催しようと計画を進めております。
詳しくは開催日程ページをご覧いただくか、各SNSにて最新情報を発信しておりますのでご確認いただければと思います。
まとめ
ということで、CoderDojo岐阜が動き始めました。今度も何かお知らせ等あれば、こちらのブログでも紹介させて頂ければと思います。
活動に興味がありそうな子供たち、もしくはメンターとして活動のお手伝いに興味のある方など、どんどんと集まっていただければと思います。
よろしくお願いいたします。