WordPress の改修を相談する前に用意しておきたい情報

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ホームページの表示を直したい。自分たちでお知らせを更新できるようにしたい。以前の制作会社とは連絡が取れず、誰に頼めば良いか分からない。

WordPress サイトの改修を相談しようとしても、「何を伝えれば良いのだろう」と、問い合わせを書くところで手が止まることがあるかもしれません。

最初から原因や修正方法を説明できる必要はありません。 サイトの URL と、今困っていること、どうなれば助かるかを、分かる言葉で伝えていただければ大丈夫です。

この記事では、相談前に整理しておきたい情報を6つに分けます。すべて埋めるための宿題ではなく、分かっていることと、これから確認することを分けるために使ってみてください。

まずは6つの情報を、分かる範囲で整理する

ここでいう改修は、既存のサイトの表示や機能、更新方法などに手を加えることです。「全部作り直すほどではないけれど、今のままでは困る」という相談も含みます。

最初の問い合わせには、次の項目をまとめておくと、相談先が状況を確認しやすくなります。

項目伝えておきたいこと書き方の例
サイトの URLサイト全体と、困っているページのアドレストップページと、表示が崩れるページの URL
困っていることどこで、何が起きて、どの業務に支障があるかスマートフォンでメニューが開かず、サービスページへ進めない
目指す状態修正後に何ができるようになりたいか担当者が自分で営業時間を変更できるようにしたい
希望時期いつまでに、なぜ必要なのか来月のイベント告知に間に合わせたい。公開日は決まっている
管理権限自社でどこへログインでき、誰が管理しているかWordPress には入れるが、サーバーの契約先は不明
制作元との契約状況現在の窓口、保守契約、他社への相談状況制作会社との保守契約は終了済み。引き継ぎ資料は手元にある

上の例は、状況を伝えるための記入例です。自分のサイトに当てはまる部分だけ参考にしてください。

困っていることと、目指す状態を分けて書く

「使いにくいので直したい」だけでは、相談先もどこから見れば良いか迷います。たとえば、「営業時間を変えたいが、管理画面のどこで直すのか分からない」と書くと、困っている作業が伝わります。

さらに、「今後は店舗の担当者が営業時間を変更できるようにしたい」と添えると、今回だけ変更を代行するのか、更新方法そのものを改善するのかを話し合えます。

どう直すかは決まっていなくても、何ができると助かるかは伝えられます。 「予約の案内を見つけやすくしたい」「毎回制作会社へ頼まずに写真を差し替えたい」といった言葉で構いません。

直したい箇所が複数ある場合は、すべて同じ優先度にせず、「最初に解決したいこと」をひとつ添えておくと良いでしょう。

希望時期には、その理由も添える

「できるだけ早く」よりも、「来月の採用募集が始まる前に、応募ページを使えるようにしたい」の方が、優先すべき作業を考えやすくなります。

決まった期限がなければ、「急ぎではないので、調査結果を見て進め方を相談したい」で大丈夫です。予算の目安や、作業のためにサイトを止められない時間帯が分かっていれば、併せて伝えてください。希望時期を書いたことだけで、その日までの対応が確約されるわけではありません。

管理権限は、ログイン情報そのものを送らずに伝える

管理権限とは、サイトの内容や設定を変更できる範囲のことです。最初は、細かな権限名が分からなくても構いません。

WordPress の管理画面、ホームページのデータを置くサーバー、そのアドレスに使うドメインについて、それぞれ「自社でログインできる」「制作会社が管理している」「分からない」と整理してください。WordPress へ入れる場合も、記事の編集ができるのか、設定も扱えるのかなど、分かる範囲を伝えれば十分です。

最初の問い合わせで必要なのは、アクセスできる状況の説明です。パスワードではありません。 分からない権限を確かめるために、設定を変更したり、他の人のアカウントを使ったりする必要もありません。

制作元との契約は、分かっている状況を伝える

現在も制作会社や保守会社へ依頼している場合は、契約が続いているか、今回の改修についてすでに相談したかを記載します。契約が終了している場合は、終了時期や引き継ぎ資料の有無が分かると、確認の手掛かりになります。

契約書に他社による変更や引き継ぎについて記載があれば、その記載があることも伝えてください。契約上の判断が難しいときは、制作元への確認や、必要に応じて法律の専門家への相談が必要です。技術的な改修相談だけで、契約の解釈まで確定させることはできません。

制作会社と連絡が取れない場合は、最後に連絡できた時期と、引き継ぎに使えそうな資料が残っているかを伝えます。探し方から確認したい方は、制作会社と連絡が取れなくなったとき、最初に確認することも参考にしてください。

画面の画像と、起きる条件があると伝わりやすい

表示崩れや動作の不具合は、文章だけでは伝えにくいことがあります。スクリーンショット (画面を画像として保存したもの) が用意できれば、問題のある箇所に印を付けておくと、確認してほしい場所が伝わります。

画像と一緒に、分かる範囲で次の情報を添えてください。

  • 問題が起きるページの URL
  • 気づいた時期と、毎回起きるか、ときどき起きるか
  • スマートフォンかパソコンか、機種やブラウザー名が分かればその名前
  • 問題が起きるまでの操作 (例: メニューを押すと画面が白くなる)
  • 表示されているエラーの文章
  • 直前に変更したことがあれば、その内容

機種名やブラウザーのバージョンが分からなければ、「自分のスマートフォンで見ています」からでも構いません。原因を推測して「この更新が原因です」と断定せず、「更新した翌日に気づきました」と、確認できた出来事を伝える形がおすすめです。

画像には、顧客の名前、メールアドレス、注文情報、パスワードなどが写っていないか確認してください。不要な情報は隠すか、その部分を含めずに撮影します。問い合わせフォームで画像を送れない場合は、画像があることだけ書き、共有方法を相談先へ確認しましょう。

相談用メモは、この形でまとめられる

次の項目をコピーして、分かるところだけ記入してみてください。「不明」「資料を探しているところ」も、そのまま残して構いません。

【サイトの URL】
サイト全体:
問題のあるページ:

【困っていること】
どこで、何が起きているか:
業務への影響:
最初に解決したいこと:

【目指す状態】
修正後にできるようにしたいこと:

【希望時期】
希望する時期と、その理由:
予算の目安 (決まっていれば):

【管理状況】
WordPress の管理画面へ入れるか:
サーバーの契約先・管理者が分かるか:
ドメインの契約先・管理者が分かるか:

【制作元との契約状況】
現在の制作・保守の依頼先:
契約が継続中か、終了しているか:
今回の件を相談済みか、連絡が取れるか:
契約書・引き継ぎ資料が手元にあるか:

【補足】
問題に気づいた時期、発生する端末や操作:
直前に変更したこと:
スクリーンショットの有無:

パスワードなどの認証情報 (本人としてログインするための情報) や、クレジットカード情報は、このメモ、最初の問い合わせフォーム、通常のメール本文へ記載しないでください。契約書や過去のメールも、認証情報や個人情報が含まれる場合があるため、丸ごと添付せず、まず資料の有無を伝えます。

実際の調査にログインが必要になったら、何のために、どの範囲へのアクセスが必要かを確認し、相談先と共有方法を決めてから渡します。 利用するサービスや社内のルールによって方法が異なるため、特定の送付方法を一律に決めず、作業終了後のアクセス権限の扱いも併せて確認しましょう。

分からない項目を埋めるために、無理に操作しない

自分で進めやすいのは、サイトを見て困っている箇所を記録すること、手元の契約書やメールを探すこと、社内で担当者を確認することです。

一方、ログインできない、管理している人が不明、触って良い設定が分からないという状態なら、そのまま相談してください。相談の準備をするために、WordPress を更新したり、サーバーの設定を変更したりする必要はありません。

「スマートフォンで表示がおかしい。自分では修正できない。管理画面には入れるが、詳しいことは分からない」という説明でも、最初の状況共有はできます。

ただし、問い合わせの文章や画面だけでは、原因、対応できる範囲、費用、作業期間まで確定できない場合があります。最初の相談でご希望を共有し、必要な調査と、その範囲や費用を確認してから進める形で考えると良いでしょう。

オレインデザインへ相談するときも、分かることから

オレインデザインのWordPress 運用・実装サポートでは、軽微な修正・改修、不具合の原因調査、対応方針の提案と実装、技術的な相談などを扱っています。他社が制作したサイトも、現在の構成や状況を確認したうえで、対応可否や進め方をご案内しています。

月額での継続サポートを基本としているため、今回だけの修正を希望する場合も、その希望を最初にお伝えください。内容を確認して、対応できる範囲と条件を相談します。すべての改修や、ご希望の時期での緊急対応をお約束するものではありません。

まずはサイトの URL、困っていること、目指す状態を、お問い合わせフォームからお聞かせください。管理状況や契約について分からない部分があれば、そのことも書いていただければ大丈夫です。

詳しい技術説明を用意するよりも、今どこで困っているかを共有するところから。相談前の整理に、この記事のメモを活用していただければ嬉しいです。

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