この記事では pings_open()
関数について詳しく紹介します。また、Ping 送信についても解説を掲載しています。
pings_open() 関数とは
pings_open()
関数は、現在の投稿がトラックバック・ピンバックを受け付けているかどうかを判定します。
Ping とは、Packet Internet Groper の略です。WordPress での Ping 送信は、自分のサイトの更新を Ping 送信先へ知らせる機能のことを指します。
Ping を送信することによって、検索エンジンにインデックスされやすくなる、アクセス数や被リンク数が増加するといった点が起きる可能性があります。
トラックバック・ピンバックの設定箇所
投稿編集画面での設定箇所はこちらになります。
また、コメントの許可と同じように、管理画面内の設定>ディスカッションにて一括して設定をすることができます。
WordPress での Ping 送信先の設定方法
WordPress 管理画面内の設定>投稿設定より、「更新情報サービス」という項目を探すことができます。
こちらに Ping の送信先 URL を入力することで設定ができます。
パラメーター
$post | 投稿 ID もしくは WP_Post オブジェクト |
使い方
comments_open()
と似たような使いかがができます。
if ( pings_open() ) {
echo "ピンバック・トラックバックが許可されています";
} else {
echo "ピンバック・トラックバックが禁止されています";
}
フック
pings_open
apply_filters( ‘pings_open’, bool $pings_open, int $post_id )
トラックバック・ピングを受け付けているかどうかフィルターすることができます。
add_filter(
'pings_open',
function ( $pings_open, $post_id ) {
echo '<hr>' . basename(__FILE__) . ' :: ' . __LINE__;
echo( '<pre>' );
var_dump( $pings_open, $post_id );
echo( '</pre>' );
echo '<hr>';
},
10,
2
);
まとめ
最近はあまり活用されていないかもしれませんが、トラックバックやピング送信というのは、昔のブログブームの時には良く話題に上がったキーワードでもあります。
WordPress ではそれらの機能をちゃんと対応していて、現在でもテーマ側で分岐をして必要な機能を搭載しています。ですので、クラシックテーマを開発される際には、特に汎用テーマの場合は対応しておくと喜ばれるユーザーも多いかもしれませんね。